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「ジェンダーについて考える」大阪府立大学・東優子先生

2008年2月19日

東優子先生は、ノートルダム清心女子大学で女性学の担当をされていた。今回は、ワークショップ形式を取り入れた講義であった。

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「性」とは何か

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シートに書き込んで、話し合い

【生徒の感想】
今日は「ジェンダー・スタディー」でした。「ジェンダー」については難しい問題ですが、以前に講演を聞いたことがあったので抵抗はありませんでした。
始めに「自分の性は何か、その理由や根拠を8こ書いてください」と言われました。自分が女性であることは当たり前と考えていたので、なぜと聞かれると8個も思いつきませんでした。その後、「セックス」「ジェンダー」「セクシュアリティ」という性に関する3つの概念について教えていただき、グループワークを行いました。みんなが書いた理由や根拠をその3つに分ける作業で、いろいろな人の女性であるという考え方に触れることが出来てよかったです。ほとんどの人と考える根拠は同じでしたが、同じ女性であっても「自分は女である」という根拠の考え方の相違を感じました。
また、「ジェンダー・アトリビューションの実験」という、男性と女性の体のパーツを少しずつ変えて、画面の人は男性か女性かと実験しました。その結論は人は「性器を手がかり」にしているそうです。私も、同じことを手がかりにしていました。
調べる機会はほとんどありませんが、私は染色体によっても判断できるのではないかと考えていました。しかし、DSD‥‥性分化(発達)障害により染色体がXYでも女性の体が作られることがあるというお話を聞きました。
また、性同一性障害の特例法に「男性であれば女性の体にしなければと女性として認められない」という法律があるそうです。例え気持ちが女性であっても体つきが男性のままではいけないという社会の声により、この法律を変えることは難しいようです。もしこのことが認められると、これを利用した犯罪が起こる可能性は捨て切れません。しかし、今すぐは無理でも人々が「ジェンダー」についての講演を聞いて知識を身に付け、この問題に向き合えばこの先、少しずつでも人々の考えは変わっていくと思います。そして、ゲイやレズビアンの人たちについての理解も深まっていくのではないでしょうか。

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