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論文「科学課題研究」を中心に据えた女子の理系進学支援教育プログラムの開発(13)「発表者が女子だけ」の課題研究発表会を企画

2018年3月17日

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「発表者が女子だけ」の課題研究発表会を企画
 「女子生徒の理系進学支援」の一環として、"科学研究"の成果を研究の途中段階でも気軽に発表できる場として、"発表者が女子だけ"の「集まれ!理系女子・女子生徒による科学研究発表交流会」を2009年から開催している。最初は、近隣の福山大(広島県福山市)を会場にしていたが、年々参加者が増え、2014年度から全国から参加者が集まりやすい場所で開催するようになった。2014年度(第6回)は京都大学、2015年度(第7回)は慶應義塾大学で開催した。第8回(2016年度)の学習院大学には、参加者420人、ポスター発表件数110件を集めることができた。実施後の生徒アンケート調査では、「発表を見て刺激を受けた」「進路を考える参考になった」「理系で頑張る気持ちが強まった」の項目において、8割以上が肯定的な回答をしており、この交流会を行うことで、女子生徒が理系進路を目指すうえでの意識高揚に対する効果があることが認められた。
 2017年度は、さらに首都圏(学習院大学)を会場にした交流会に加えて、「九州地区」「東北地区」「中国地区」を会場にした地区の交流会を新たに企画し、理系進学を目指す女子生徒支援の全国的なネットワークを広げていくことを目指した。地方で課題研究に積極的に取り組んでいる学校の科学研究の成果を紹介して、課題研究の取り組みが全国的に盛り上がってくれることを祈っている。
 「集まれ!理系女子 女子生徒による科学研究発表交流会」の2009年度から2016年度までの発表件数、参加高校数、参加者数の実績と「理系で頑張る気が強まったか」の問いのアンケート結果を次の図で示した。地方の福山大で「点」として始まった交流会が、都市を変遷して「線」となり、今年度から3か所での地方大会を展開して「面」へとなりつつある。


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