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論文「科学課題研究」を中心に据えた女子の理系進学支援教育プログラムの開発(6)ディベートを導入した「実践英語」とネイティブ担任制

2018年3月16日

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ディベートを導入した「実践英語」とネイティブ担任制
 「ディベート」とは、与えられた議題について討議する「言葉を使ったゲーム」である。日常では経験しない立場(役割)を体験することによって、ゲームとして楽しみながら、表現する技術を身につけることができる。ディベートでは、多くの情
報を集め、検討し、論理を明確にすることが求められるので、人前で議論する力、論理的思考力、文章作成力、積極性を磨くことができる。しかしながら、いきなり英語の授業に取り入れることに日本人の英語の教師たちには抵抗があり、拒否された。一方、英会話担当のネイティブの教師たちは学生時代にディベートに取り組んでいたという経験があり、積極的に担当を申し出てくれたので、"ツールとしての英語"を学ぶ科目「実践英語」が誕生した。実践してみると、生徒の方が新しい授業として受け入れ、生命科学分野の議題(「臓器移植」「ペット飼育」「生殖医療」など)に興味をもち、英語運用能力を身につけるだけでなく、生命科学分野の新しい社会問題についての知識を得るのにも役立っている。日本の科学また、「実践英語」での生徒の実態から日常的に英語を使う機会を増やすことがもっとも重要だと考え、2000年度から、英会話担当のネイティブを生命科学コース1年生のクラス担任(2人担任制でもう1人は理科担当者)にしている。終礼やLHRなどの日常の学校生活から面接、保護者との個人懇談まで担当している。ネイティブにクラス担任を任せるのは不安という声もあったが、今では「自然探究A」の引率なども担当して「生命科学コース」の教育における役目はさらに大きくなっている。今年度からは、生命科学コース2年生もクラス担任をネイティブに任せている。

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