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「生命科学基礎」 川崎医科大学 西松伸一郎先生

2010年1月18日

 1年生対象の課題研究に関連した内容の講義が始まった。まずは、発生生物学グループのテーマに助言をいただいている先生の講演だった。本校は、1年生の2学期までに発生の内容の学習を終えているが、遺伝についてはまだ学習していない。生物分野の課題研究では、DNAの理解が必要なので、1年生の3学期に生物ⅡのDNAに関係した内容を扱うようにしている。逆に、メンデルの遺伝の法則などを扱うのは、2年生の1学期にしている。

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まず、染色体と遺伝子の説明

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ゲノムを調べてわかること

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四肢発生関連の遺伝子を壊すと

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筋ジス関連の遺伝子を研究中

【生徒の感想】
 私はDNAについて今まで漠然と「遺伝子に関係するもの」ということしか知らなかったので、今日の講義でDNAとはどういったものなのか、どういう構造をしているのかなど詳しくそして分かりやすい説明が聞けてよかったです。ヒトのゲノムには色んな動物に共通する塩基配列、ヒトのみに共通する塩基配列、個人によって違う塩基配列が混在しているということを知り、とても興味深い話だなと思いました。特に色々な動物で塩基配列が同じ部分があるというのはとても驚きました。また、私たちヒトは男女の区別をする染色体がXとYなのに対して、他のニワトリなどの雄雌の区別をする染色体はZとWと違うということも初めて知りました。ヒトはサルなどと比べると側頭筋の塩基が2塩基欠けていて、そのおかげで脳が発達していったということを聞いて、欠けても必ず悪い影響が出るのではなく、良い影響も出るというのは不思議だなと思いました。今回の講義の内容と少し似た内容の本を以前読んだのですが、本ではなかなか想像しにくかったところの話を聞いたり、映像を見たりしてDNAについての知識が深まりました。

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