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2006年度SSH事業中間発表会

2007年2月 3日

 一年間のSSHの本校の取り組みの発表会を、ノートルダム清心女子大学を会場に開催した。生徒の発表は、生命科学コース1年生全員で①福山大学生物工学の実習、②鳥取大学蒜山演習林での実習の成果、生命科学コース2年生が③西表島自然環境学習研修旅行の報告であった。最後に、大阪府立大学の東優子先生の記念講演があった。

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最初に、SSHでの実施内容の概略について説明

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生徒の活動報告、生物工学実習

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ヒノキの調査結果のまとめを報告

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大阪府立大学・東優子先生の講演

東優子先生の講演についての生徒の感想
(S.Mさん)
 今日の東先生の講演は、とても分かりやすく、興味深い内容でした。バービー人形や、アスリートの人の性別検査のことなどとても具体的に、いつもの生命の授業よりは、少ない時間でしたが、とても内容が充実していて有意義な時間でした。東さんは、疑う事から始めようと言われていたけれど、それを聞いて私は、教科書に書いていること、人から聞いた事なにもかも疑う事はなかったし、そんな事を思った体験もありませんでした。しかし、疑うという事は、言い換えれば、その内容について自分の考えを見つけることなのだと私は思いました。ある内容について、「そうなんだ。」と納得してしまうのではなく、そのワンステップ上を考え「どうして?」と追求していく事が大切なんだと思いました。
 この講演を聞いて、どんな事も軽く考えず、好奇心をもって追求して行き、自分の考えをもっと広げていきたいと思います。

(R.Fさん)
今日はノートルダム清心女子大学で講演を聞いたから少しいつもと違う雰囲気で講演を聞けたと思う。東先生の講演は改めて「ジェンダー」や「性」について考えさせられるお話だった。東先生のお話で一番驚いたことは、ある大会で女性の人でハードルの競技で2位を取った人が性別を確認した時に男性と言われたことだ。生まれてから今まで自分は女性として生きてきたのに男性と言われたら自分だったら信じれないと思う。その瞬間から男性として生きるなんて出来ないし、自分というものがわからなくなると思う。世界には女性の身体をしていても自分男性と思っている人だっているし、反対の人だっている。だから「性」は自分が思う方でいいと思った。自分が女性と思ったら女性だし、男性だと思ったら男性だ。その選手は裁判で勝ったことにも驚いた。やっぱりY染色体があるというだけで男性と決めるのはいけないことだと思う。でも世間の人はそう簡単に男性の染色体を持っている人を女性とすることはしないだろう。勝利して本当に良かったと思う。女性は勉強に関しても、仕事に関しても男性より不利だ。「力がないから…」の理由で力仕事をすることが出来なかったり、「理系は男性のほうが強いから…」と言われて昔は女性で理系に行く人は少なかった。女性が仕事で失敗したらそれで終わり、という話をきいて更に「不利だなぁ」という気持ちが強くなった。料理は女性が作るものと今でも思われているけど、料理は男性だってすごく上手で向いている人はいる。だから物事の雰囲気でこれは女性、これは男性、と決めるのではなく、その人個人個人に合ったことをするのが一番だと思った。

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