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ネコの室内飼育・・・その問題。

2006年6月24日

ネコの7割は室内飼育。室内飼いが増えている理由は、

① 公園、家の庭先などで糞や尿をするので他人に迷惑をかける。
② 事故に遭遇しやすい(交通事故、犬の襲撃、喧嘩など)。
③ 蚤や病気をもらいやすい。

などがある。

 私自身も、私の子どもたち(高校3年生と中学3年生)に野良猫がなついたのをきっかけに今年の1月から、自宅でネコを飼うようになった。ネコを飼うのは、30年振りである。昔は、ネコはまったくの自由で、家と野外を行き来して、自分の縄張りを点検して、時には冒険して何日も帰ってこないような生活をしていた。しかしながら、現在は、上記のような理由で室内飼いが圧倒的に増え、自宅に住み着いた野良猫は、”ミイ”と名づけらて、室内飼育されている。


しかしながら、室内飼育には別の問題がある。それは、

① 壁や家具での爪砥、放尿(ネコの生活習慣)
② 生活習慣病(ストレスに起因)

① 爪とぎ対処
ネコは自分の臭い(マーク)をつけたもの好きなので、肉球(フェロモンを出す臭腺がある)を爪とぎ器にこすり付ければ、その爪とぎ器で恒常的に砥ぐ習慣が身につきやすい。
爪とぎ器は、ネコは、背を伸ばして高いところで爪とぎをする習性があるので、立ち上がった時の前足の位置に立てて取り付けるようにする。
また、爪砥ぎをされては困る場所には、両面テープを貼ったり、砥げないように金属カバーをつけるなどの工夫が必要である。

② トイレしつけ法
ネコは、囲まれた静かな場所で排泄する習慣がある。ペットとして家畜化される前の段階では、“狩り”をして獲物を獲っていた習慣の名残なのか、自分の存在を隠す習性があり、排泄物を埋めて隠すので、トイレに砂を入れておく必要がある。
 野外で生活していたネコに室内のトイレを使わせるには、外でおしっこしていた場所の砂をトイレの中に入れておけばよい。自分の臭いがついた場所を自分のトイレだと認識し、使うようになる。

③ 放尿の対処
ネコの放尿(スプレー)は、自分の縄張り(テリトリー)を示すために、強い臭いの尿を吹きつける自分の臭いを付ける(マーキングする)ための行為である。特に、張りが侵され、ストレスを感じた時に行う傾向がある。ネコは環境の変化に敏感な動物なので、ストレスの原因(他の野良ネコの存在、飼いネコの数を増加、飼い主のライフスタイルの変化)などを見つけて対処する必要がある。
回避的な対策は、

① 不妊去勢手術
② フェロモン(気落ちを落ち着かせる成分を配合した製品・動物病院で入手)を、よく放尿する場所にスプレーする

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