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1997性教育の課題 ⑮おわりに

1997年8月 1日

 社会的にはブルセラという言葉で,話題になったブルマーだが,学校内の体育の授業であっても,ブルマーを着用するのを嫌がる生徒が増加し,不満の対象になっていた。現在,多くの学校でハーフパンツ等に変更されたり,規定を取りやめたりしている。1995年6月に調査した段階では,公立高校10校,私立高校6校のうち,ブルマーを義務づけているのは,公立高校1校,私立高校2校で全体で19%が義務づけているにすぎない15)。
 余談だが,「丸刈り強制は人権侵害」として問題になってきた丸刈り校則が,1995年12月22日に岡山県内全公立中学校ではなくなった。規定のあった県北の中学校2校の規定が改訂されたのだ16)。
 このように教育現場を取りまく状況は日々変化している。性教育を取りまく状況も変化してきた。「性教育なんて」という侮蔑の言葉を投げかけられたこともある。教育活動として許されない時期もあった。来るべき時代はどのような時代だろうか。個人主義で社会が滅びるという人がいるかもしれない。しかし,私はこれからは,個人が大切にされる時代であって欲しいと思う。
(参考文献)
性教育協議会:性に関するアンケート 集計.平成7年度研究集録.p47-50(1995)
2) 東京都幼稚園・章・中・高等学校性教育研究会 : 1993年調査 児童・生徒の性.学校図書(1993)
3) 浅田高世:「AIDS教育」の授業実践報告.日本 生物教育会第50回全国大会千葉大会要項.p120-12 1(1995)
4) 草伏村生:血液製剤で感染した私からの訴え. 月刊高校生1月号.p10-19(1993)
5) 広河隆一:薬害エイズ(岩波ブックレットNO. 373).岩波書店(1995)
6) 菊池治:エイズを生きる子どもたち(10代の感 染者から学ぶ).かもがわ出版(1994)
7) 秋山繁治:高等学校での性教育の実践と課題 (HRと教科での指導).全国性教育連絡協議会 第23回全国教育研究大会要項.p48-49(1993)
8) 秋山繁治:高等学校の性教育の実践と課題(日 常的な教育活動の延長としての実践).第1回 中国・四国・九州ブロック性教育研究大会香 川大会要項.p26-27(1995)
9) 秋山繁治:高等学校での性教育の実践と問題 点(ホームルーム担任として).日本性教育学会 第17回全国大会要項.p39-40(1986)
10) 秋山繁治:"SAFER SEX"の翻訳によるエイズ 学習.月刊高校生3月号.p38-45(1994)
11) 山陽新聞:感染者手記を利用し教育・清心女 高 秋山教諭・エイズ予防に取り組む.(1993. 1.22)
12) 秋山繁治:エイズを学ぶ海外研修旅行.月刊 高校生6月号.p62-69(1995)
13) EARVIN "MAGIC" JOHNSON:SAFER SEX (WHAT YOU CAN DO TO AVOID AIDS).(1992)
14) STUDENTS AND HIV()
15) 秋山繁治:学校の性教育はどこに向かってい くのか.第10回岡山県性教育研究大会要項.p5 -9 (1995)
16) 山陽新聞:丸刈り校則・全公立中で廃止に・最 後の2校も中国5県では初.(1995.12.23)

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