2023年から2024年末までは、イモリ属の繁殖生態をテーマに取り組んで、JSECに挑戦しました。
繁殖生態の研究では、組織の観察や産卵実験が必要なので動物実験委員会への申請、倫理委員会の審査が難しいことがよくわかりました。
最近では、動物実験に取り組む高等学校が少ないのが実態です。脊椎動物の解剖は学校で実施するのは無理な状況です。「豚の眼の解剖」のように他の場所で殺されて、食肉センターで加工されたものは「もの」なのでOKということですが、特に野生動物はNGです。
今回は、無難に動物の行動解析に新たな研究の糸口が見つかるのではないかということで、東京慈恵会医科大学解剖学教室を訪問しました。まず、どんな研究例があるかを教えていただきました。どのような方向で利用できるかを考えて、ソフトのインストールから挑戦します。