以下は、アニメ『ブルー ロック』第19話のセリフです。
母親「イマジナリーフレンド。そう。その怪物はきっとメグルにしか見えない友達なんだよ。」
メグル「俺、変かな。」
母親「変じゃないよ。その子はメグルのやりたいサッカーを一緒にやってくれるんでしょ。」
メグル「うん。でもね。ママ。俺欲しいんだ。楽しいサッカーが一緒にできる本当の友達が。」
母親「そうだね。いつかできるといいね。」
メグル「俺。信じる。」
(略)
メグルは、サッカーが大好きでした。
寝ても覚めても朝から晩までずっとずっとボールを蹴って暮らしていました。
とりわけ、ドリブルが大好きで、たまに感じるボールと自分が一心同体になるみたいな感覚が最高で、これ以上楽しいことなんてこの世界には存在しないってメグルは信じていました。」
(略)
母親「メグルは変じゃないよ。」
メグル「だよね。ママ。絶対、あいつらが間違っている。」
母親「間違ってはいないよ。メグルには感じられることがその子たちには感じられないだけだ。」
メグル「じゃ。どうすればいいの。俺は一緒にサッカーやりただけだよ。ゲームするよりずっと楽しい。」
母親「偉いね。メグルは。自分の信じたいものがあって素敵なことだよ。それを信じて生きればいい。大人になっていくとね、みんな信じたいのに信じられなくなる。それで聞こえないふりをしているうちに自分の声は本当に聞こえなくなる。メグルが信じようとしているのは、そのくらい儚くて大事もの。それは自分の心の中にいる怪物の声だ。ママもね。ずっとその声を信じているの。」
メグル「俺だけのこの楽しさを信じてサッカーをしていいんだ。いくよ。」
そして、メグルは怪物とサッカーするようになりました。
※ ここに登場するメグルと一緒にサッカーをしてくれる「怪物」はイマジナリーフレンド(imaginary friend)なのでしょうか。イマジナリーフレンドは、通常児童期にみられる空想上の仲間で、実際にいるような実在感をもって一緒に遊び、子どもの心を支える仲間として機能するといわれている。