大学附設の中高一貫校の文科省SSH事業の生徒の研究成果の発表会を視察させていただいた。体育館で開会の挨拶があり、その後ポスター発表、別の部屋で物理、化学、生物、地学、数学の口頭発表があった。
2006年度からSSH主任、運営指導委員(大学教員・研究所所長)として18年間関わってきたが、生徒の課題研究をしていてわかったことは、基本的に生徒が楽しく取り組める環境(雰囲気)を作ることが一番大切で、指導する教員の方に義務感などのやらされ感が強いと、生徒も前向きな姿勢にはならないとということである。そして、教育現場での最も大きな課題は、本当の意味で生徒と一緒に研究を楽しんで、生徒を並走して育ててくれるような教員の養成が急務であるということである。