山脇有尾類研究所は、昨年9月19日に開所しました。東京赤坂に山脇学園中学校高等学校尾(女子中高一貫校)の校内に「研究所」を立ち上げ、科学研究と環境教育を推進し、リーダーシップのとれる女子生徒育成を目指すというものです
具体的には、次の①〜⑤に取り組みます。
①科学課題研究に取り組む場として、オープン・ラボ(有尾類研究所:大学の研究室レベル)を女子中高生に提供します。
②動物実験の実施についての生命倫理的な問題をクリアするため、動物実験委員会を設置します。
③生徒の科学研究をサポートするために大学や研究所に所属する研究者のバックアップ体制を構築すると共に、交流のための研究発表会や研修会も運営します。
④環境教育の場として、両生類が生息できるビオトープを校内に造成します。
⑤生物多様性をテーマにして環境問題を地球規模で考えるためのアジア地域での海外研修を企画します。
これらの実現のために、実験機器とサポートする人材の両面での研究環境を整備し、女子中高生の科学研究を中心に据えた教育を実践し、女子生徒の理系進学支援事業として新たな教育モデルを提示します。