理科教育法の受講生に、最後の挨拶として1月29日のZOOMの最終講義の録画ファイルを入れたSDカードをプレゼントしました。
その後、受講生は11名しかいませんが、以下の感想メールが届きました。最終のプレゼンター・篠崎尚史(日本両棲類研究所所長)の映像は、Youtubeに公開しています。
https://www.youtube.com/watch?v=cvZd3a-DX4w&t=113s
① メッセージ その1
南九州大学での勤務お疲れさまでした。
ここでは、最終講義を含む先生の授業での感想を少し語らせていただきたいと思います。
私が先生の授業で最初に受けたのが、生物学実験でした。3年生での受講だったところ、急に2年生で受講しなければならず、3年生の実験の模擬授業を受けるという形式となり、困惑したことを覚えています。しかし、授業の中での実験は経験したことのないことばかりで、受ける側として、楽しく実験ができました。今となっては、実験の模擬授業の構成についても自分でも考えてみたかったと少し残念でしたが、仕方がありません。今後、実験を含んだ授業計画を立てる日が来るかもしれません。その時を楽しみにしておきたいと思います。
中等教科教育法・理科Ⅰでは、実は毎回の初めにあった中学の復習小テストが楽しみでした。私は、今までの学校生活で中学校が全盛期だと思っています。その頃は友達と、勉強で競い合うなど勉強に一番力を入れていた時期でした。特に得意であった理科では、様々なことを新しく知るということが楽しく、資料集を読み込んだりもしていました。そして、今回の小テストでは久しぶりにその頃の気持ちを思い出し、たまに出るテキストに載っていない問題が分からず、悔しくなり中学の頃に使っていた資料集や、妹が使い終わった中学校の理科の教科書を実家から送ってもらい、勉強をするほどでした。それほど小テストが楽しかったです。
中等教科教育法・理科Ⅱでは、初めて50分という時間の授業を一から考えて行いました。私は何かを行うにあたってしっかりと準備をしないとできないタイプなのでかなり準備に時間をかけました。準備をしているときにはそのことしか考えられなくなり、常に頭の中が授業のことで一杯になり結構大変でしたが、どのような授業にすれば楽しんでもらえるのかを考える時間は楽しかったです。今回は自分の趣味をきっかけとして授業を展開する方法をやってみましたが、授業内容を中心として楽しく学べるような授業構成も考えられるようになれればいいと思います。
最終講義では、正直かなり緊張していました。少し後悔しているのは、テーマが結構自由だったのでもう少し趣味について語れば良かったという所です。緊張で趣味のところを流してしまったのですが、私にとって今一番大事なことは趣味であるということを忘れていました。もっと自信をもって、趣味について伝えられたら良かったと思います。今回の最終講義のスタイルは斬新で退屈することのなく他の学生や先生方の話を聞くことができ、とても印象に残りました。
私は、伝えたいことを頭の中でまとめて伝えるということが少し苦手で、さらに逆張り気味で、ひねくれているので何を言っているのか分からないことも多々あったかもしれません。しかし、大学の授業で楽しかった授業を1つ選ぶとしたらこの授業を選ぶほど楽しかったことは確かです。私の人生はこの先不安ばかりですが、この授業で学んだことも生かしつつ何とか生きていけたらいいなと思っています。
これまで1年と少し、ありがとうございました。秋山先生のご健勝と益々のご活躍を心よりお祈りいたします。
② メッセージ その2
短い間でしたが、お世話になりました。最終講義は、自分を見つめなおすきっか けにもなりましたし、何人かの先生や教授の方々のお話やプレゼンを聞けてとて もためになる授業だったと思いました。
私はセンター試験に失敗し正直この学校に来たことを後悔していましたし留年し たほうがよかったのかなとも考えてましたが、秋山先生に出会えてほんとによか ったなと思いました。これから就活が始まってきますが、教員採用試験に向けて、大学院への入学も視野に入れながら、真剣に勉強を進めていきたいと思います。先生に良い報告ができるように頑張りたいと思います。
また何かあったときは連絡させてもらいます。その際はよろしくお願いします。
③ メッセージ その3
1年間でしたが、中等教科教育法や生物実験の講義で大変お世話になりました。
まず、最終講義についてですが、大勢の方々が参加される中での発表で大変緊張しつつも、私たちの為にたくさんの方が特別講義をしてくださり、とても有意義な時間となりました。これから歩む様々な道での生き方を示して頂けた、貴重なお話であったと思います。更には、自分自身を改めて振り返る良い機会にもなり、これから私がどうしていきたいのかが、自分の中で明確になった気がします。
また、1年を通しての中等教科教育法の講義で、模擬授業をもう少し上手く出来ていれば、といった個人的な後悔などはありますが、そこでの経験は、来年度の教育実習での授業で必ず活かしたいと思います。そして、講義内で先生が紹介してくださったエミールなどの本や教育についての考え方、様々なお話など、心に留めて残り1年間の大学での教職課程に励んでいきます。
秋山先生は今年度で南九州大学を辞められるということで、大学でお会いする機会は今後ないかもしれませんが、またいつか別の場所でお会い出来たら嬉しいです。1年間ありがとうございました。