1984年4月1日にノートルダム清心学園清心女子高等学校に着任した。生物を高等学校で教えるは初めてであった。そのときには、佐藤清明先生も教壇に立たれていた。
岡山県文化財専門委員や岡山県国宝重要美術品史蹟名勝天然記念物調査委員会委員もされており、後楽園に同行していただいて、史蹟、植物の説明をしていただいたこともある。
また、退職後も、ご自宅で植物の話を聞いたり、標本を見せていただいたりした。
佐藤先生は、生物準備室で、よく紅茶にウイスキーを入れて飲まれていた。ウイスキーの量が多すぎたときは、ほんのり赤い顔をされて授業にいかれていたのを思い出す。あの頃は本当に平和な時代であった。
※ 1998年9月17日に93歳で永眠されたが、2018年に地元で佐藤清明資料保存会が発足し、2021年9月28に、岡山文庫323として、『博物学者 佐藤清衛の世界』が発行された。