「中等教科教育法・理科Ⅱ」15回の最後の5回を、コロナの感染者が激増影響で、大学での最後の講義(文字通り最終講義)をZOOMで実施することになった。退官講義としてのセレモニーは用意されることは予想できないので、自分で"最終講義"と銘打って、講義の3日前に知人たちに案内し、4名の友人に講義をお願いした。
「最終講義」とは「退官講義」で受け取られ、教授が一人で講義するスタイルだが、今回の講義は、本当の意味で私のこの大学での最終の普通の講義で、日常の教育活動を公開しているというものだ。
ZOOM最中に、「秋山先生がしゃべっていない」とか、「イモリの話を聞きたい」という意見が来ていたが、一切無視して、「学生の声を聞く」という視点で構成した講義をひたすらスムーズに進行させるということだけを考えていた。ZOOMに接続してくれている卒業生に時々話を振りながら講義を進めた。