2017年度の講義のシラバスの締め切り日で、来年度担当する理科教育法Ⅰと理科教育法Ⅱの講義の内容を考えています。
大学は化学科を卒業、高校教師になってから教材開発の延長線上で生物分野のテーマで研究を始め、社会人で大学院の修士課程・博士課程を修了して、博士(理学)を取得しました。
シラバス作成にあたり、岡山理科大学の理科教育法担当の教授に相談したり、インターネットで各大学のシラバスを参考にしたり、「理科教育法」と題した書籍を読んだりしましたが、高校のように「これが教科書」というものがなく、各担当が内容を構成しているということがわかりました。
僕の立場は、学生が教育実習を十分にこなし、採用試験に合格し、教師として勤務することを想定して、それに必要な教育を提供しなければなりません。
基礎となる知識と技術をきちんとつたえることが最低限の目的です。
まず、基本となることがきちんと書かれている教科書を決めました。なるべく最近に発行された本を選びました。僕が理科Ⅰの教科書に選んだのは協同出版の「中等理科教育法」(2015)。理科Ⅱでは、実際に学生が授業を計画し、実践していくのに役だつような本(アクティブラーニングの授業プランが26件掲載されている)を選びました。
明治図書の「アクティブラーニングを位置づけた中学校理科の授業プラン」です。著者と親しくなれればいいのですが・・・。
本日、2017年度の「中学校教科教育法・理科Ⅰ」と「中等教科教育法・理科Ⅱ」のシラバスを提出しました。受講するのは、食品開発科学科と環境園芸学科の学生です。