読売新聞(11月3日)より抜粋
「第64回読売教育賞の受賞者が決まり、県内からは、私立清心女子高校(倉敷市)の秋山繁治教諭(59)が優秀賞に選ばれた。生徒と長年、サンショウウオをはじめ希少な両生類などの飼育・繁殖に取り組み、研究へと発展させることで、リケジョ(理系女子)を育てる教育が高く評価された。子どもの頃は機械いじりが好きで、大学では化学を専攻した。1983年に同校教諭となった時、生物を任されたのを機に、学校周辺に生息するカスミサンショウウオの飼育を始め、繁殖にも成功した。その実績を買われ、九州などで絶滅が危惧されているオオイタサンショウウオの保護活動にも協力。現在は、サンショウウオやイモリなど約600匹を育てている。2006年には、文部科学省のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)に指定され、生命科学コースの1年生は全員、両生類の世話に携わる。その中で、生徒たちは興味を持ったテーマを研究。亀の研究では日本学生科学賞県審査で最優秀の知事賞に輝くなど、様々な賞で高い評価を獲得している。生物と触れ合うことで、命の尊さやはかなさを肌で感じ、世話にも力が入っていると秋山教諭。「生物にはまだまだたくさんの謎が残されており、研究テーマを見つけ出すには最適だ。今回の受賞はありがたく、これからの励みにしたい」と語る。」
上の記事が、本校のSSH研究成果発表会当日(今日)に読売新聞に掲載されました。今日の発表会は、僕にとってSSH主任として最後の発表会になると思います。