久米島のヤジャーガマ(ガマ=自然洞窟・鍾乳洞)と呼ばれる大きな鍾乳洞を夜訪問しました。鍾乳洞と言うと秋吉台のような涼しく、湿り気のある空気があってひんやりした印象がありますが、ここの鍾乳洞は、蒸し暑くて、一部外の外界と通じたところもあるため、生き物を観察することができます。オオゲシ、カマドウマ、カタツムリなどに出会いました。印象に残ったのはホタルです。ガマの中は真っ暗ですが、懐中電灯で照らしながらもっとも奥の部分に進むと、ほんの少しだけ外が見える広い空間があり、そこで懐中電灯を消すと、最初は暗くてよく見えませんが、暗さに慣れてくると、ホタルがあちこちで光っているのを見ることができます。たくさんのホタルの光を見て生徒たちもすごく感動したようです。岡山から遠くの離島に来て、地元の中学生と一緒に交流することで、一生心に残る思い出を作って欲しいと考えています。