8月3日から7日までの日程で学校設定科目「自然探究Ⅰ」として、毎年恒例の鳥取大学蒜山の森で森林実習を行った。今回は、さくらサイエンスプラン事業で海外研修でお世話になっているマレーシアのUTHM大学の10人の女子大学生・院生を招待することができたので、森林実習に参加していただき一緒に地球環境問題を考えることを通して交流することができた。
山陽新聞社の方も取材に来られ、8月7日の朝刊に、「清心女子高生とマレーシア女子大学生・森林実習で交流深める」という記事で様子を紹介していただいた。
「倉敷市二子の清心女子高の生徒とマレーシアの女子大生が、3日から鳥取大の教育研究林「蒜山の森」(真庭市蒜山上徳山)などで森林実習を実施。4泊5日の日程で、調査を通して自然環境への理解を深めるとともに、交流を深めている。同高では普通科生命科学コースの1年生が2006年度から毎夏、同施設で木の二酸化炭素(CO2)吸収量の測定・研究に取り組んでいる。今年は科学技術振興機構(JST)の事業指定を受け、トゥン・フセイン・オン・マレーシア大学の女子学生も参加している。実習は3日から5泊5日の日程で、5日は同高生徒19人と、同大学生10人、両校教諭らが森林で本格的な調査を開始。4区域のクヌギを対象に、さおで木の高さを測ったり、専用の錐で小さな穴を開けて木の中心部を採取して年輪を測定した。木が生い茂った斜面で、生徒らは英語で意思疎通しながら作業。互いに「大丈夫ですか」「頑張れ」などと励まし合いながら進めた。同大大学院3年シティー・ファティマ・サブレン(26)は「高校生はみんな熱意があり、国を越えて環境を考える機会に参加できて良かった」、同高1年平田望沙さん(15)は「自然に興味がある人ばかりで親近感が増した」と話した。一行は7日まで同所で実習。同大生らは8日に倉敷自然史博物館(同市中央)などを見学し、9日に帰国する。」