【文部科学省報道発表】 (平成22年4月7日)
文部科学省では、将来の国際的な科学技術系人材の育成を図るため、科学技術・理科、数学教育に関する研究開発を行う高等学校等を「スーパーサイエンスハイスクール(以下「SSH」という)」に指定し、理科、数学に重点を置いたカリキュラムの開発や大学等との連携による先進的な理数系教育を実施しております。
このSSHの中間評価は、指定から3年経過した学校について、SSH企画評価会議協力者(外部の有識者)による研究開発の進捗状況等の評価を行い、各学校が研究開発等の内容を見直す機会とし、事業の効果的な実施を図ることを目的とするものです。
中間評価の結果について
平成18年度に指定した31校について、SSH企画評価会議協力者による中間
評価を行い、別添のとおり評価結果を取りまとめましたので公表します。
○中間評価の結果について(計31校)
・「現段階では、当初の計画通り研究開発のねらいを十分達成している」(8校)
茨城県立水戸第二高等学校
埼玉県立川越高等学校
石川県立金沢泉丘高等学校
岐阜県立岐山高等学校
名古屋大学教育学部附属中・高等学校
滋賀県立膳所高等学校
兵庫県立加古川東高等学校
ノートルダム清心学園清心女子高等学校
・「現段階では、当初の計画通り研究開発のねらいをおおむね達成している」(23校)
岩手県立水沢高等学校
佐野日本大学高等学校
群馬県立高崎女子高等学校
埼玉県立川越女子高等学校
東京都立小石川高等学校
早稲田大学高等学院
石川県立小松高等学校
長野県屋代高等学校
静岡県立磐田南高等学校
名古屋市立向陽高等学校
名城大学附属高等学校
立命館守山高等学校
大阪府立泉北高等学校
兵庫県立豊岡高等学校
武庫川女子大学附属中学校・高等学校
和歌山県立向陽高等学校・中学校
鳥取県立鳥取東高等学校
島根県立松江東高等学校
徳島県立城南高等学校
香川県立三本松高等学校
佐賀県立致遠館高等学校
熊本県立第二高等学校
宮崎県立宮崎北高等学校
・「現段階では、当初の計画通り研究開発のねらいをあまり達成していない」(0校)
【中間評価の講評】
ノートルダム清心学園 清心女子高等学校
○現段階では、当初の計画通り研究開発のねらいを十分達成している。
○科学技術分野における女性の現状と社会の意識改革の必要性、女子の理系進学を支援する教育プログラムの実施による社会の意識改革の推進に対応する研究は概ね進捗しており、継続して推進することが望まれる。また、教材の開発や研究成果の共有・継承について工夫を凝らし、さらなる改善が望まれる。