ヒツジについて、ゴソゴソと調べてみました。
ヒツジ(羊、学名 Ovis aries)は、動物界 脊椎動物門 哺乳綱 ウシ目 ウシ科 ヤギ亜科の1種。ヒツジはイヌとともに最も古い家畜とされ,紀元前6000年頃の遺跡からも発掘されている。現在の飼育種は1000以上の品種に分かれており,用途は,毛用,肉用,毛肉兼用,乳用,毛皮肉兼用の五つに大別される。
【特徴】付和雷同する性質が強い。これは生活力の弱い動物にみられる共通の特徴である。すぐに群れをつくりたがる。1匹だけにされると心細そうな声で1日じゅう鳴き,餌もろくに食べない。何かの敵におびえ,しか逃げる余裕のないときは,群れの中へ中へと逃げ込み,そのために群れはだんだん小さくなり,結局は中心のものは押し殺されることもある。また、先導者に従う傾向がとても強く、その性質が家畜化の重要な要素であった。妊娠期間は平均150日,1,2頭の子を産み,4か月で離乳する。1年で妊娠可能になるが,成熟するには3年かかる。雄の仔はほとんど去勢する。飼育しているヒツジの尾が短いのは,生後10~14日目に赤熱した器具で尾を焼き切っているからである。尾を短くすればしりの毛が汚れないし,交尾に都合がよい。
【肉質】淡白で,繊維質が少なく,消化しやすいから病人などの食べ物に適している.
【羊毛】毛の長さ3~12cm.顕微鏡でみると管状で,外部に無数の角質鱗状の突起があり,互いに接してちぢれているから,からみ合って毛糸になる性質がある.毛用種ではメリノ一品種(原産国スペイン)が有名で、毛刈りは年1回(4月頃)に行い,4~8kgの毛がとれる。