11月22日(土)に第5回中高連携理科教材研究会を開催しました。
今年の研究会のテーマは「独立変数と従属変数を意識した授業の取組」で、実験結果をグラフに示す際、グラフの縦軸と横軸を何にするかを考えさせながらグラフを描くことに重点を置いた中学2年生と高校2年生の授業を公開しました。
中学2年生は「発熱量と水温上昇」についての実験を行い、水の体積や電流を変えた時の水温上昇をグラフ化しました。また、高校2年生では、「コバルト(II)錯イオンの平衡移動」についての実験を行い、ヘキサアクアコバルト(Ⅱ)イオン(ピンク色)がテトラクロロコバルト(Ⅱ)酸イオン(深青色)に変わる際の色の変化を吸光度計で測り、グラフ化しました。
どちらの実験でも、グラフを書く際の「軸」についての説明に重点が置かれ、生徒によく考えさせながら、グラフを書くよう指導しているところが印象的でした。
授業後には研究協議が行われ、授業内容についてのディスカッションや、達成度テスト、大学入試改革などの話題が上がりました。
中学2年生の実験
高校2年生の実験
吸光度の測定
研究協議