清心女子高等学校の生命科学コースは、本来の定員は25名でしたが、2014年度は予想を上回る31名が入学してくださいました。遠く沖縄県や鹿児島県などから入学する生徒もおられます。
昨年度までは生命科学コース1年生の担任は1人でしたが、2014年度は、よりきめ細かい指導ができるようにクラス担任は2人にさせていただきます。もともと、課外や校外での活動が多く、担任を増やす方向で検討していましたが、今年から2人担任制をスタートします。一人はカナダ人で教科は英会話担当、もう一人は女性で、教科は物理担当(岡山大大学院・修士)です。
一昨年から、科学を学ぶ基礎として英語の運用能力を伸ばすことを重視するというjことで、1年生の担任を外国人教師に任せ、日本にいながら英語を日常的に学べる環境を提供するという試みを実践してきました。今年度はさたに、科学分野に進路を考えている生徒たちにとって、ロールモデルとしての役割も果たしてもらえるように理系女性を抜擢ささせていただきました。日常的な生活面や進路などを相談するには、適任ではないかと考えています。
なお、生命科学コースの他学年のクラス担任は、2年生が教科は化学担当(岡山大大学院・修士)、3年生が教科は生物担当(岡山大大学院・修士)です。
文部科学省SSH事業は、将来の科学者養成のプログラムです。このプログラムを充実させ、成功させるためには、学校の教師の努力だけでなく、そこで学ぶ生徒の保護者の皆さんのご理解とご協力を必要としています。「新しい葡萄酒は新しい皮袋に入れよ」という聖句がありますが、生命科学コースは新しい時代の教育プログラムを創生すべく頑張っていこうと考えています。