11月22日(土)に、本校化学教室で第3回中高連携理科教材研究会がありました。企業人の方に授業をしていただきました。
【公開授業①】
「細菌類の検出」《中3》企業講師 林純薬工業(株) 杉山富二男氏
分解者の内容を履修後、食品の衛生検査に使われるペトリフィルムを用いて、身の回りから細菌類の検出を行う。シャーレ培地を用いない現場での細菌検査を体験する。
【公開授業②】
「PVAとビニロン 水に溶ける繊維」《高3》企業講師 (株)クラレ倉敷事業所 桜木功氏
合成高分子を履修後、習った物質が身の回りのどこに活かされているのか、PVAの派生製品を中心に学習する。水温によって溶解性の異なる繊維を用いた実験も行う。
(アンケート結果)
【参観者の感想】
・興味深く授業を見学することができました。企業の人が授業に加わるという発想が自分になかったので、いい経験になりました。
・最近の自分の授業が模試や受験に間に合わせるために進めていたと考えさせられました。仕事の現場でないと分からない話がたくさん聞けてよかったです。普段の生活と結びつける話ができるようになろうと思いました。
・中高連携について興味があり、参加させて頂きましたが、企業講師による授業も大変興味深く、参考になりました。高校での企業講師は引き受け手を探すことも難しいですが、それを企画実践された力は素晴らしいと思います。
・単なる出前講義ではなく、教科書の学習内容の一部を企業の方に授業をしてもらうという形式は私自身今回が初めてでした。普段の授業に生徒の興味・関心を引き込むという点でも企業講師を招くことは大変効果的であることがわかり、今後の授業に活かしていきたいと思いました。
・女性研究者を目指す中学生がもっと貴校へ入学できたらよいと思いました。公開授業に出席していた中学3年生に話しを聞いてみると、明確な目的を持って入学していたので素晴らしいと感じました。
・協議も発表しやすい雰囲気でとても良かったです。交流会ではさらに参加者同士の距離が近づき、会話が弾みました。