財布の中から、領収書が出てきました。この夏のカナダでの旅を思い出します。この領収書は、ナップサックをなおしてもらったときの修理代のものです。
カナダのブリティッシュ・コロンビア州に行って、バンクーバーから観光でビクトリアに渡りました。その途中で、ナップサックが壊れてしまったので、自由行動の時間をつかってデパートにナップサックを買いに行きました。幸運にも、一流ブランドのものが1万円くらい(僕にとっては高い)で売っていたので、旅の記念にもなるしということで決意して店員さんを呼びました。すると、その店員さんが、僕のナップサックを見て、「これはまだ修理して使えるから買わなくていい」という意見・・・。時間がないからと言ったのに「この近くに修理屋さんがあるから、地図を書いてあげる」と言われ、その場を後にしました。デパートを出て、地図を見ていたら、今度は大学生らしい若者に「道がわからないのですか」と言われて・・・。道案内をしていただいて、無事に修理屋さんに到着。修理屋さんもすぐに対応してくれて、自由時間内でバスの待ち合わせ場所まで帰ることができました。デパートの店員さんと若者の親切さにびっくりしました。
今も、直してもらったナップサックを大切に使っています。物を大切にすることをビクトリアの人に教えてもらいました。こんな経験は、日本では絶対しないと思いますが、どうでしょうか。ちなみに、買い損ねたナップサックは、日本では3倍の価格でした。買っておけばよかったかな・・・。