参加した生徒さんの保護者にボルネオ研修についてのアンケートをさせていただきましたが、同時に多くのメッセージもいただきました。その中には、引率者の状況まで想像し、苦労をねぎらっていただくようなものもあり、恐縮するとともに、また次の生徒の成長のステップに役立ててるように頑張ろうという気力をいただいています。今、社会的な変化が大きく、新しい時代に対応する教育プログラムが必要になっているのにかかわらず、教育現場には、変化を避け、クレームを避けることを優先する一般的傾向もあり、新しい一歩を踏み出せない状況があります。文科省SSHは、将来科学技術者や研究者として活躍する生徒を育てるための新しい教育プログラムを試行するための事業です。SSH事業に取り組んでいる私たちは、生徒がSSH事業の恩恵を受け、将来に向けて大きく成長し、夢をもって生きることができる社会人になっていかれることに貢献したいと考えています。以下に、メッセージをを一つ紹介させていただきます。
ボルネオ研密はお疲れ様でございました。娘はホームステイの経験もなく、初めての海外研修をきちんと、無事にこなせるのかと、かなり、不安を感じながら送り出しました。帰国後、第一声が「楽しかったよ」だったのには、少々驚きました。秋山先生のホームページを拝見し、かなり充実した研修の日々で、大変なこともあっただろうと思っておりました。「みんながんばっているのに、自分だけ脱落するのはくやしいから、しんどくてもがんばったんよj と。今までは考えられない強さを感じました。トラブルがあっても、自分たちで考えて、なれない英語を一生懸命使ったそうです。困難を乗り越えたことが自信になったのか、帰国して、たくましくなったと思います。サバ大学で、大学生たちと交流して、楽しかったそうです。彼らも、母国語ではないけど、英語がよくできるので、自分は英語が苦手とコンプレックスを感じていたけど、もっと、もっとがんばらないといけないと感じたようです。
高校入学生めため、学校に慣れることに時間がかかってしまいました。帰国して、「今は清心に行ってよかったと思えるよ。こんな経験、他では絶対できないと思うから・・・」本人がここまで乗り越え、前向きになれたことができたことが、うれしく思います。この経験を生かして、2年生の課題研究には、積極的にとりくんで充実した一年を過ごしてもらいたいと思います。
秋山先生、ブライアン先生には、引率していただき本当にお世話様になりましてありがとうございました。毎日、ホームページを拝見させて項き、様子がわかって大変ありがたかったです。連日のハードなスケジュールの中、お疲れのところ、毎日の更新はさぞ、大変だったことと思います。また、一日の終わりにはテストをしてノートチェックをされていたとの由、本人たちが見たり、聞いたりしたことを振り返る時間があって、はじめて蓄積されていくものと思います。かけがいのない経験をさせていただきましたことを感謝申し上げます。秋山先生、ブライアン先生、そして、清心女子高等学校の諸先生方ありがとうございました。最後になりましたが、SSH事業の益々のご発展を祈念致します。