生物部の生徒が1993年度中野重治記念文学奨励賞(全高校生詩のコンクール・高校生詩の甲子園)で入選になった作品です。
地球(中村康昌)
緑は人間を愛す
人間は緑を愛す
そして 大地は生きている。
大地は人間とともに生きている
人を支え
緑を支え
人間と共に生きている
そして 地球は動いている。
地球は宇宙と共に生きている
宇宙の銀河系の
太陽系の中の 小さな地球は
宇宙という
限りなく広く
大きいものに支えられ
惑星という一環をなしながら
地球は宇宙と共に生きている。。
人間は宇宙の中に生きている
小さくはかない人間は
大きく永遠の宇宙の中に生きている
はてしなく大きい宇宙に
小さな人間は生きているけど
人間は確かに時を刻む