主人公の正義の味方である「剣心」ではなく、「宗次郎」の悲しさに心をうたれます。幼い時の体験が心に影響しているのでしょうか。宗次郎は「我慢してニコニコしていれば、奴等はあきれて終わりにするからこっちの被害は落ち番少なくて済む」と考えていました、暴力をふるわれ、いじめられても、宗次郎は自分の感情を消して、いつもニコニコして生きていました。そうしないと生きていけないと考えていました。その宗次郎に志々雄は「所詮、この世は弱肉強食」と教えます。その言葉を受けて、宗次郎を殺しても悲しみも持たない冷静な剣術家になっていきます。