• ぼうぼうどりの生物教室
  • ぼうぼうどりの生物教室
  • ぼうぼうどりの生物教室
  • ぼうぼうどりの生物教室
  • ぼうぼうどりの生物教室
  • ぼうぼうどりの生物教室
  • ぼうぼうどりの生物教室
  • ぼうぼうどりの生物教室

2011ジュニア農芸化学会の発表「ミシシッピアカミミガメの解剖と観察」

2011年3月 1日

脇坂芽依、秋山繁治(指導教諭)

ミシシッピアカミミガメは通称ミドリガメと呼ばれ、ペットとして多い時は年間100万匹以上が日本に輸入されたカメである。大きく成長し飼いきれなくなったカメが野外に捨てられ、現在、把握できないほど多くの個体が全国各地に生息している状況に陥っており、駆除の対象にもなっている。

【目的】
カメの基本的な体のつくりと生殖器官の構造を観察する。

【方法】
m-アミノ安息香酸エチルメタンスルホナート(5%)を2mlずつカメの脚の付け根、首のつけ根に数回注射し麻酔した。
①甲長(背甲と腹甲の最小直甲長 )と体重を測定する。
②首の頸動脈を切って、血を抜く。
③腹を上に向け、甲羅の横を筋に沿ってのこぎりで切断する。
④腹甲をこじ開け、ハサミで腹甲を完全に切り離す。
⑤脂肪を取り除き、卵巣と輸卵管を摘出する。
⑥摘出した輸卵管の中の卵については、その一部をピンセットで割って胚を取り出し、甲長(背甲と腹甲の最小直甲長 )と体重を測定する。
⑦カメの骨格の標本を作製する。

【結果】
・輸卵管では、7月には殻のついた卵が観察できたが、10月には卵は見られなかった。
・輸卵管から取り出した卵は、正常に発生した。
・卵巣の状態は、7月と10月で差がなかった。

【考察】
・産卵が10月には終わっている。
・輸卵管内の卵は、受精を完了し、正常に発生できる段階にある。
・7月に輸卵管内にある卵が1シーズンに産卵する卵である。

  • 投稿者 akiyama : 09:11

最近の記事

第4回高校生両生類サミットを開催  QRコードで申し込み
【交流会のスケジュール】 10:00~10:30 ZOOMへの接続の確認 10:30~10:50 開会行事・ビデオ上映(山脇有尾類研究所の紹介) 10:50~11:20 講義➊日本両棲類研究所所長・篠崎尚史氏 「両生類からの研究の展開」 11:20~11:35 発表① 岐阜県立大垣北高等学校 タイトル:岐阜県に生息する渓流性サンショウウオの生息適地モデルの作成と系統解析 11:35~11:45 …続きを見る
第4回 高校生両生類サミットWeb交流会
目的: ① 女子高校生の理系進学を推進・支援する。 ② ZOOMを使った高校生の科学研究の成果発表を通して、地域を超えた研究交流を行い、理系女子生徒間の友好・仲間意識を深め、全国の理系女子のネットワークの拡充を図る。 ③ 大学や研究所の研究者に、将来のロールモデルとしてメッセージを伝えていただく。 ④ 研究テーマを両生類に絞ることで、深い内容まで踏みこんだアドバイスを行い、高校生の研究レベルの底…続きを見る
2019年購入4年使用PC、Win10からWin11への無償アップデートに挑戦
Shuttleのベアボーンキットで組み立てた自作機がWin10のままだったので、OSをWin11にアップデートしました。機種は2019年11月9日購入のDH310V2(27,489円)です。4年間使用してきましたが、休憩していました。 Win11へのアップデートか可能かどうかを診断したら、「このPCは現在、Win11システムの要件を満たしていません」表示され、TPM2.0が有効になっている必要があ…続きを見る
中高校生の科学研究のためのオープンラボ「山脇有尾類研究所」開所
 中学生高校生が科学研究に取り組むための場所として「山脇有尾類研究所」を開設しました。開所式では、内閣府科学技術イノベーション推進事務局局長、慈恵会医科大学学長、国際医療福祉大学学長にお祝いの言葉をいただき、生徒の研究成果の発表、基礎生物学研究所所長の阿形清和先生に記念講演、研究施設の見学という内容で実施させていただきました。これから、有尾類を研究対象にした生命科学分野の研究と学校ビオトープの造成…続きを見る
山脇有尾類研究所開所式の案内
このたび山脇学園では、有尾類(イモリやサンショウウオなど両生綱有尾目の生物)に特化した研究機関として「山脇有尾類研究所」を設立しました。 両生類は、環境汚染に敏感なため「環境のカナリア」と呼ばれ、両生類の生息数の減少が地球規模での環境問題に警鐘を鳴らしています。さらに、イモリは再生医療の研究対象として世界的に注目を集めています。 本研究所を設立した目的は、有尾類に関する研究環境を中高生に提…続きを見る
山脇有尾類研究所の設立の経緯
 女子高校生にとって生物学は、物理学や化学に比べて、研究テーマを見つけやすく、将来どのような科学分野に研究に進む場合も入り口になると考え、学内に生命科学分野の研究室と動物飼育室を設置することをスタートラインにした。高校生の科学研究の基幹施設として立ち上げる。準備段階で、2022年3月まで南九州大学の理科教育研究室で使っていた研究機器を2022年4月に山脇学園に移管して、生命科学分野の研究ができる基…続きを見る

このページの先頭へ