アブラヤシ(ギニアアブラヤシ・ヤシ科アブラヤシ属)は、果肉と種子から油脂が取れ、単位面積当たり得られる油脂の量が大変多いので、マレーシアでは、商業作物として大規模なプランテーションで栽培(1995年には世界の生産量の51%)されている。採取された油脂は、石鹸や食用植物油の生産に使われる。高さ20mに達し、葉は羽状で長さ3~5mものが多い。受粉して果実が成熟するまでに約6ヶ月かかる。果実は油分の多い中果皮と1つの種子から構成され、1房あたり40~50kgある。栽培地は天然の熱帯雨林を焼き払って拡大されたため、環境破壊を招いている。
バスの車窓から見えるアブラヤシ
アブラヤシの果実の房
アブラヤシの果実