いろいろな視点から考えるということで、①だまし絵(学習テーマ:人間の視覚の特徴)、②エイズの啓蒙ポスター(学習テーマ:ポスターがのメッセージ性)、③課題文(学習テーマ:グループで話し合いで考え方の差を把握)を教材にした。2時間の設定で、①②を前半、③後半の時間に扱った。
【生徒の感想】
今回は初めての生命の授業でした。テーマは「多様な視点から考える」ということでした。生命の授業ですので理科系の授業かと思っていたのですが、そうではなく、身近なものを教材とした授業で入り込みやすいものでした。
まず、だまし絵を見ました。これまでにもだまし絵は何度も見たことがありましたが、友達同士で、もしくは家族と、など少人数でしか見たことがありませんでした。それ故だまし絵を見ても、みんな同じものを見ていたのでもう一つの見方を探す方に力を入れるばっかりだったり、自分と違う方の見方を見ても、本当にこんな見方をする人がいるのだろうかと半信半疑だったりしました。しかし、今回クラスのみんなで見た
ことで、自分と違う見方をした人が意外に多くて驚きと感動を覚えたのと同時に、人と違うっておもしろい、と思うようになりました。
エイズのポスターもとても興味を覚えました。これまで、ポスターは所詮ポスターであり、わかりやすいのが一番だと思っていて、ポスターを見るときに注目するのは、目立つかどうか、言いたいことがわかりやすいかどうかなどのようなところでした。しかし、同じテーマのポスターでも全く違う雰囲気だったり、言いたいこと若干ちがったり、とても奥が深いのだなと考えました。
物語の登場人物を好感度順に並べるのは、やる前はあまり他の人と大差は無いのではないかと考えていましたが、案外みんな違って驚きました。こういうのは、人の考え方の違いを如実に表していて、他人と自分との考え方を実感させられました。