最終講義は、大学で行われることが多いが、今回は、”温泉学”を生かして、田崎先生が先頭に立って地域おこしに取り組んでこられた片山津温泉で行われた。大学生、大学院生、研究室の卒業生、地域の方々、個人的に関わりのあった方々・・・が結集した会であった。
田崎先生には、2007年度と2008年度の2年間、清心女子高等学校SSH事業の運営指導委員になっていただき、生徒の課題研究の指導の進め方や僕自身の研究にアドバイスをいただいた。金沢大学退官後も、ベトナムやタンザイニアで、現地の大学でさらにパワーアップして、頑張られると聞いている。若い時に、日本でなかなか認められなかったときに、研究の場をカナダに移して成果をあげることによって、生体鉱物学の道を切り開いたように、新天地で活躍されると信じている。これまでの彼女の口から発せられた「田崎語録」に、科学研究で人生を充実させるためのヒントがある。
本校で生命科学コースの女子高校生に講義をする田崎先生の姿
http://www.shigeharuakiyama.com/bio/2009/02/post_504.html
【田崎語録】
教育、研究、地域貢献
自分のために勉強し社会のために働く
転んでもただで起きるな
日本がだめなら世界があるさ
やる気、勇気、元気
自分の好きな道を選べ
やり続けることが大切
研究の5K 感謝、謙虚、興味、関心、根気
現場の科学、現場百回
五感で感じること
いつまでもあると思うな、親と科研費