清心女子高等学校 ボルネオ研修旅行(第3回) ”Global Generation Programme”
【仮設】
マレーシア・サバ州(ボルネオ島)で、海外との大学と連携して「環境教育・国際理解」をテーマにした研修をすることによって、国際的な視点で環境問題を見る目が養われるとともに、科学英語の必要性を実感させることができる。
【実施の経緯】
2006年3月にマレーシア・サバ州(ボルネオ島)を訪問し、国立サバ大学熱帯生物保全研究所に高校生の環境学習を中心とした研修への協力を依頼し、合意した。
【高大連携】
連携している国立サバ大学(UNIVERSITI MALAYSIA SABAH 略称UMS) は、1994年にマレーシア国立大学として分離独立した2番目の国立大学。ボルネオ島サバ州の州都コタキナバルにメインキャンパスがあり、理工学部・経済学部・社会科学部などの学部と熱帯生物保全研究所・海洋生物研究所などの研究所からなる。大学構内はとても広く、水族館も併設。
ボルネオ海外研修”Global Generation Programme”は、サバ大学の熱帯生物保全研究所(Institute for Tropical Biology & Conservation 略称ITBC)と連携。全日程、サバ大学ITBC職員が引率。
【研修の目標】
○熱帯の「種の多様性」についての体験学習
○国外の大学での研究・講義の体験
○SSHの課題研究発表をきっかけにした国際交流の促進
○科学英語の実践
【実施計画】
4月:生徒に企画を紹介
5月:参加者を公募(15名定員)
7月:蒜山研修の調査結果(テーマ:ヒノキの二酸化炭素吸収量の推定)を整理
2月から3月:英語によるプレゼンの準備
【実施時期】
2009年3月24日(火)~4月1日(水) 参加生徒17名
【地域の特徴】
ボルネオ島は、世界的な生物多様性ホットスポットの1つであり、その貴重な自然環境を生かした学習が可能である。サバ州の面積は、北海道よりやや小さい。多宗教・多言語で、宗教はキリスト教・精霊信仰・イスラム教・仏教・道教。言語はマレーシア語・英語・民族語。森林面積は総面積の約60%を占めている。世界で最も複雑な生態系を持ち、2,500種の植物の他、600種の鳥類、200種の哺乳類、200種の爬虫類および数千種の昆虫類等が生息している。熱帯モンスーン圏だが、台風はあまりない。平均最高気温は32℃、平均最低気温は24℃。
【これまでの研修】
2007年3月27日~4月3日 第1回ボルネオ研修旅行を実施。参加生徒16名。
2008年3月25日~4月2日 第2回ボルネオ研修旅行を実施。参加生徒14名。