雑誌『ひと』の中で、ブタを食べる授業のことを読んだことがある。関連書籍としては、1987年の「ブタまるごといっとう食べる」鳥山敏子著、2004年の「いのちの食べ方」森達也著がでています。
この映画は 1990~93年に大阪の小学校で実際に行われた実話をもとにしたもので、映画では、小学校6年生の担任が「大きくなったらみんなで食べよう」と教室に子ブタを連れてきたところから始まる。子どもたちが“Pちゃん”と名付けて世話をする過程でペットとして愛情を抱いてしまい、最後に卒業式をまじかに控えた段階でPちゃんを「食べるか、食べないか」でディベートする。「下級生(3年生)に面倒をみてもらう」か、「食肉センターに送る」か
で、クラスは真っ二つ。最後に担任が決めることになるという展開・・・・。「命の大切さ」や「食」についてなるべく子どもたちに考えさせるという一貫した姿勢で描かれている。
先月、「闇の子供たち」を見に久しぶりに映画館に行って、偶然パンフットを手にした映画で、生物の教師として、「生命」のことを再考するよいきっかけになった。
授業で、生徒にもすすめましたが、何人が見に行ってくれているかな。
「ブタがいた教室」の配布パンフレット