午前中に4時間の講義を受けた。
Dr.Henry Bernard
Lecture on Animal Diversity of Borneo
Prof.Datin Dr.Maryati Mohamed
Lecture on Sabah's Traditional Knowledge
En.Kevin Kueh
Lecture on National Tourism
Cik Azniza Mahyudin
Lecture on National Resource Sustainable Development
午後は高校一年生の蒜山合宿での研究発表をサバ大学の先生方に見ていただき、質問及び講評をしていただいた。初めての英語発表で生徒も負担感もあり、大変苦労したと思うが、この経験は一生忘れられないものになるし、発表に慣れることで、表現力を身につけて大きく成長してくれると信じている。”やらされる”という視点でなく、”新しいことに挑戦したい”という視点をもている生徒に育って欲しい。
英語での研究発表(鳥取大学の佐野先生にお世話になった)
発表後、サバ大学の標本室(昆虫、哺乳類、爬虫類、両生類、魚類などを保管)と新設された”カエル・ミュージアム”を見学させていただいた。
標本室の中
昆虫の標本
爬虫類の標本
カエル・ミュージアム
大学から宿舎に向かう途中でモスクに立ち寄った。
コタキナバルには、モスク、仏教の寺院、キリスト教の教会など多宗教が混在している。マレー人の多くは、イスラム教を信仰している。
【生徒Cの日記】
今日はよく眠れた。でも疲れはとれなかった。だいぶこの生活にも慣れてきた感じもした。朝は昼よりも涼しくて過ごしやすい。朝ご飯は昨日と同じピラフを食べた。ずっと講義だから頑張って聞こうと思った。
最初は「ボルネオのほ乳類」についてだった。ボルネオにはたくさんの種類の森があると知った。日本は南北に長いからそれぞれの地域に特徴があるとは思うけど、ボルネオほどではないだろう。ほ乳類だけでも224種類もあり、本当に多いと思った。「nature tourism」は自然を見るだけでなく、自然を楽しむことも大切であることがわかった。後半はカエルについてだった。カエルは見るのはまだ良いけど、触るのは抵抗がある。金のカエルと聞いて、私は体色が全部金色だと思っていたが、部分的で少し拍子抜けした。カエルは緑色というのが私の中で思い込んでいたが、結構カラフルでびっくりした。でも、原色系が多くて、何でだろうと思った。敵から身を守るにしては、赤色とかはどうなのであろうか・・・。また、空飛ぶカエルにも驚いた。ちゃんと水かきも付いていて、大きくて、飛んでいるところを見てみたい。
マレーシアにも伝統的なしきたりもあるんだと思った。しかも、マナーとかではなくて、植物や動物の扱い方や使用方法などで驚いた。
自然を上手に活用しているのは日本とマレーシアの両方に当てはまることだと感じた。本当にこのような伝統を途中でなくすのはいけないと思うし、このまま続いて欲しい。
午後は大学内の研究所を見た。とても標本の多い保管所で驚いた。よくあんなにも集めたなあと思った。同じものがかぶっていないのだろうか・・・。
PTERAが「羽のあるもの」というのも初めて知った。FishはFishだった。大学内なのに大学ではないようだった。
【生徒Dの日記】
大学に行ってすぐ講義を聞いた。
◎Henry先生の講義
ボルネオは15万年前の新大陸だったことに驚いた。結構前からある感じがなんとなくしていたから、地球が出来たころからあると思った。日本とは比べものにならないな・・・。
◎Maryat先生の講義
伝統的な知識が代々受け継がれていることに感動した。マレーシアの人が健康そうに見えることにこんな秘密があったとは。骨を折った時に飲む薬や、糖尿病に効く薬などちょっと欲しいなと思ってしまった。将来、糖尿病になりそうなので今のうちから摂っておきたいと感じた。そんな素晴しい知識がどんどんなくなってしまうと悲しいと思った。町に住む人が増えて植物を育てないとも書いてあった気がします。こんな便利なものはもっと大事にしてどんどん活用していくべきだと思った。私達にはこんな知識が無いから、少し分けて欲しいなと思った。
ブレイクタイムで伝統的なおかしを食べた。小麦粉で緑色の着色料を使ったクレープのようなものにBrown sugarを使ったココナッツを包んだお菓子とお米をつぶしたふにゃふにゃのrice cake だった。外国のお菓子だなあと感じがすごくした。日本では食べられない味を今ここで体験できてよかったと思う。高一のプレゼンテーションにも少し感動した。前見たスライドが全部英語になっていてやっぱりしっかりしているし、すごいなと思った。私もあれくらい高2なんだからしっかりしなきゃならないなと思った。それに空飛ぶカエルにも驚いた。カエルは水の中で生きている感じがしているから(陸でもいるけど)驚きと同時に軽くショックを受けた。カエルミュージアムやエタノール(78%)のやつにもびっくりした。今まで見たものより比べものにならないほどの大きさの物や、つけている物(ネズミや魚や貝etc・・・)など、本当に驚いたし、すごく感動した。カエルミュージアムではカエルよりも真ん中にあったラフレシアの模型などが印象に残った。日本人が来ていることにも少し驚いた。コーヒータイムのパウンドケーキも美味しかった。帰りのバスの中もすごく良かった。今日も自分の英語力のなさに軽くショックを受けていたから最後に思いもよらないことがあってとても嬉しかった。