テーマは、「高大連携の新しい展開をめざして(岡山大学における現状と未来)」で、高大連携について、JSPS、JST、岡山大学と連携を進めている私立金光学園高校、県立一ノ宮高校の関係者の講演があった。高校から大学にどのような接続をしたらよいか、あるいは高校教育に対して大学はどのように支援できるかなど、高大連携で考えていかなければならない重要な問題があることがわかった。
シンポジウムの様子
プログラムには、河合熟から「AO入試の現状」についての講演もあった。
① 国公立大学でもAO入試が拡大する方向にある。
② 国公立大学のAO入試では従来と異なった資質や能力を持った学生の獲得を目指している。
③ 全体として、「志望理由・意欲」、「論理的思考力」の高さが求められる。
④ 面接の評価は理系・文系で異なる。文系では、「志望理由・意欲」「表現力」「コミュニケーション能力」。理系では、「志望理由・意欲」「コミュニケーション能力」「論理的思考力」。
⑤ 理系では、基礎学力や独創的な発想が求められるところがある。
⑥ 国公立大学のAO入試はやにくもに受けさせる入試ではない。生徒の適性、意欲を考えて判断する必要がある。
などの話があった。