(オオサンショウウオ Andrias japonicus)
岡山県産 撮影:秋山繁治 2000.8.23
オオサンショウウオは、全長1mを超える世界で最も大きい両棲類で、国の特別天然記念物である。
岐阜以西の本州と四国、大分県に分布している。
岡山県では多くが県北部を中心に生息している。
中国から輸入され、放流された中国産のオオサンショウウオも生息するものと考えられている。
川﨑医科大学では、140cmを超える巨大なオオサンショウウオが飼育されている。
オオサンショウウオは昼間は小さな谷川に身を潜めている。
写真は樹林に覆われた小さな谷川を歩いていた小さない個体である。
25mmから35mmで幼生は孵化してくる。黄白色で腹部には卵黄をもち、水底に横たわっている。
生息を確認した渓流部の環境。
かなり幅の広い河川の石の隙間などで姿をみることが多いが、渓流付近の溜りで姿を確認した。
卵は石の下の隙間の中に産みつけられる。
岡山県倉敷市の川﨑医科大学分子生物学教室で飼育されているオオサンショウウオ。
全長は140cmを超える巨大なもので、40年以上飼育されている。