「沖縄の海なんて否じゃない。」と秋山先生がおしゃっているの聞いて、私はどんなにすごいのだろうと想像もできませんでした。那覇空港に着陸する前に段段と海が見えたきたとき、あまりの海のきれいさに感動し、興奮しました。それと同時に西表の海はどんなにきれいなのだろうと期待しました。
石垣島のグランボート発着場
期待以上でした。ここが本当に同じ日本なのか?瀬戸内海の海はいったいどうなっているんだ?と衝撃をうけ、ショックでしたただただ広く、緑にあふれている山々どこまでみてもすんだあざやかな海.本当に自分は日本の最南端西表島にきたのだと実感しました。
2日目は、死ぬかとおもいました。気づけば急な山道、気づけばジャブジャブと川や沼を歩いている、まさにジャングルでした。ガイドのひとについて行くのが精一杯でした。でもそんな中で5種類全部のトカゲを見ることができたこと、山の中ですくすくと成長している草、木、虫,自然を肌で感じることができました。滝の上でみた絶景、滝つぼでの水遊び、マングローブを抜けていくと広がる海。本当に「大自然」
でした。
マングローブを抜けると河口
3日目は雨が降り、バラス島には行けなくて残念でしたが、星砂での海水浴や、シュノーケルで見た魚は岡山では絶対に経験することのないものばかりでした。カヤックは、突然の大雨で厳しい状況になったり、苦しかったけど。上原港に到着した達成感を感じることができました。そして最後に自由参加で行ったサンゴの観察は私の人生の中で決して忘れない思い出になりました。海に潜った瞬間、ブワーっと広がる色とりどりのサンゴは何ものにもたとえようのないものでした。サンゴを傷つけないように立ち泳ぎをするように言われたことも納得できました。
4日目のイリオモテヤマネコの話は、研究・保護されている方々の熱い思いに感動しました。イリオモテヤマネコがなぜ道路の下のトンネルを通らないのか?通らない原因をとことん追求し、改善していく姿は本当にイリオモテヤマネコをそして西表の自然を愛しているのだということがわかりました。私はこの4日間であるひとつのことに気がつきました.それは西表島の人たちは西表を愛し、大切にしているということです。何年,何十年前に西表を訪れ、西表の自然に感動し、何年後かに再びガイドとして戻ってきて、西表の自然を伝えている村田自然塾の方々、12,3年前にやってきたという星について教えてくれたおじいちゃん、そして保護センターで働いている方々。みんな「西表島」という場所に感銘を受け、愛し、この自然を守り続けるために頑張っていらっしゃいました。でもそんな中、砂浜を歩いているとゴミが落ちているのを見て私はショックでした。こんなにきれいな場所をなぜ平気で汚すのか?怒りをおぼえました。一人一人が注意していればこんなことにならないのだから。そしてそれと同時に私は自然環境についてもっと勉強したいとおもうようになりました。「自然」の美しさ、大切さをおしえてくれた西表島。本当にこのコースを選んでよかったです。毎日、毎日、とても充実した4日間でした。またいつか絶対に西表島を訪れたいです。秋山先生、ご迷惑をおかけしたかもしれませんが、このコースを立ち上げてくださって本当にありがとうございます。