• ぼうぼうどりの生物教室
  • ぼうぼうどりの生物教室
  • ぼうぼうどりの生物教室
  • ぼうぼうどりの生物教室
  • ぼうぼうどりの生物教室
  • ぼうぼうどりの生物教室
  • ぼうぼうどりの生物教室
  • ぼうぼうどりの生物教室

「生命科学へ進む後輩へのメッセージ」依頼

2005年1月27日

卒業させてから、どのように過ごされているでしょうか。大学、大学院でさらに学ばれていていたり、卒業生して、それぞれの専門を生かした仕事に就かれていたり、専門から離れた仕事に就かれていたり、家庭にはいられていることもあるかもしれません。もう遠い昔の話になってしまったと感じられることもあるかもしれませんが、皆さんの高校時代はどのようなものだったでしょうか。われわれ教師が、振り返って役にたっただろうかと反省しなければならないこともあるかもしれません。力は足らないかもしれませんが、それぞれの教師がそのとき、そのときできうることを生徒に提供してしていかなけれなならないといつも考えています。
今回は、卒業生の皆さん、とくに生命科学の方面に進路を取られた方にお願いがあります。それは、生徒が生命科学に進学することを同じ清心の丘で学んだ先輩として応援して欲しいのです。「清心」のイメージとしては、文系の学校というイメージが強く、これまで理系に進む生徒に十分なケアができていなかったのではないかという反省から、学校としても理系進学者を学校としてサポートするような体制をつくることを呼びかけていかなければならないのではないかと考えたのです。学校の教育内容の改革の前段階に、まず、この4月までに、生命科学(医学・薬学・農学・生物学・食品・生物工学)などの分野で、大学、大学院で学んでいたり、学んで社会人なった卒業生の後輩へのメッセージを集めて、パンフレットをつくる計画をしました。卒業生が、これまで理系にも進んでいるし、活躍しているというのを、在校生、一般の人に・・・そして、本校の教員(?)にも知ってもらうということを目論んでいます。 書いて欲しい内容は ①今の進路を選んだ動機 ②近況報告 ③ 生命科学分野に進学を考えている生徒へのメッセージです。
科学を応用した技術は私たちの生活を劇的に変化させてきていますが、それと共に近年、ライフ・スタイルも大きく変化してきていることを見逃してはなりません。少子高齢化、結婚に対する意識などの変化が起こり、男女が共同参画した新たな社会のしくみを構築していくことが求められるようになってきています。このような時代にあって、個性・能力を生かして社会に貢献できる女性が社会的に期待されるようになり、女性の生き方が大きく変容しようとしているというのは事実でしょう。これまで女性が活躍することが厳しかった自然科学の分野でも活躍が期待されるのは当然であり、理系に進路を考えている女子生徒が増えてきています。そのような女子生徒に、卒業生として応援のメッセージを書いていただけないでしょうか。

 

  • 投稿者 akiyama : 22:22

最近の記事

論文「科学課題研究」を中心に据えた女子の理系進学支援教育プログラムの開発(15)科学教育への思い
科学教育への思い  私自身は、大学卒業時に研究を志すものの、経済的な理由で大学院進学をあきらめ、高等学校の教員として就職した。40歳過ぎた頃休職して修士課程は修了したものの学位の取得は断念していた。そんな時、大学の先生から「研究できる環境がないなら、高校に研究できる環境をつくればいい」と紹介されたのがSSHだった。 SSHは、生徒の科学研究だけでなく、教師である私にも科学研究の機会を与えてくれた…続きを見る
論文「科学課題研究」を中心に据えた女子の理系進学支援教育プログラムの開発(14)グローバルな視点で理科教育を考える。
グローバルな視点で理科教育を考える  「なぜ銃を与えることはとても簡単なのに、本を与えることはとても難しいのでしょうか。なぜ戦車をつくることはとても簡単で、学校を建てることはとても難しいのでしょうか。」 2014年、17歳でノーベル平和賞を受賞したパキスタンのマララ・ユスフザイさんの言葉である。彼女は"女性が教育を受ける権利"を訴え続けてきた。今も、女子だからという理由で学校教育を受けられない国…続きを見る
論文「科学課題研究」を中心に据えた女子の理系進学支援教育プログラムの開発(13)「発表者が女子だけ」の課題研究発表会を企画
「発表者が女子だけ」の課題研究発表会を企画  「女子生徒の理系進学支援」の一環として、"科学研究"の成果を研究の途中段階でも気軽に発表できる場として、"発表者が女子だけ"の「集まれ!理系女子・女子生徒による科学研究発表交流会」を2009年から開催している。最初は、近隣の福山大(広島県福山市)を会場にしていたが、年々参加者が増え、2014年度から全国から参加者が集まりやすい場所で開催するようになっ…続きを見る
論文「科学課題研究」を中心に据えた女子の理系進学支援教育プログラムの開発(12)教育プログラムの効果
教育プログラムの効果  2015年度のデータ(次の図)で、本研究の対象としている生命科学コースの方が、文理コースより教育活動を非常に高い割合で肯定的に受け入れており、学習に前向きに取り組んでいる姿勢がうかがえることがわかる。また、卒業後10年が経過しても、現在の生活に生命科学コースの教育が影響していると8割以上が答え、好奇心・理論へ興味などが向上したと8割が判断していることがわかった。保護者・教…続きを見る
論文「科学課題研究」を中心に据えた女子の理系進学支援教育プログラムの開発(11)「自然探究Ⅰ」からの課題研究
「自然探究Ⅰ」からの課題研究  入学して間もない高校1年生の森林実習は、自然体験が非常に少ない女子生徒に「山に入るとは山道をハイキングすることではなく、山道の雑草をかき分けて林床に入るような体験をさせたい」という方向で企画したプログラムである。当初は「樹木の種類を区別できるようになること」と「森林調査を"体験"すること」を目的にして出発した。4泊5日の森林調査での共同作業、そして共同生活が生徒に…続きを見る
論文「科学課題研究」を中心に据えた女子の理系進学支援教育プログラムの開発(10)テーマはどのように設定したのか。
テーマはどのように設定したのか。   「生命科学課題研究」で、生命科学コースの4つのグループが取り組んでいるテーマは図のとおりである。これらは大学の研究室のイメージで研究テーマを設定している。  「生命科学課題研究」以外の「自然探究Ⅰ」の実習や「生命」のアンケート調査などから派生したテーマも生徒が希望すれば取り組ませている。  「自然探究Ⅰ」の森林調査から、「遷移段階の異なる森林の二酸化炭素吸収…続きを見る

このページの先頭へ