毎年、臓器移植現状、歴史、移植コディネーターの仕事などについて話していただいています。授業「生命」でもっとも人気のある講師です。この講演をきっかけにして、医療関係の学部学科へ進路を決めた生徒も多くいます。
篠崎尚史 ≫ 経歴詳細
■同大卒業後、父の経営する日本両生類研究所の主任研究員として、発生、再生の研究を行うと同時に、環境アセスメント調査を環境庁の委託で実施、本四連絡橋、東京電力今市発電所、蛇尾川発電所、東武ワールドスクエアーなど手がける。
■90年には、東京歯科大学市川総合病院眼科・角膜移植センター長(現職)に就任、さらに、眼科講師、杏林大学医学部眼科講師(現職)、京都府立医科大学眼科研究員(現職)となる。96年には厚生大臣よりアイバンクの許可を受けて、市川総合病院にアイバンクを設立、2001年に、文部科学省バイオベンチャー研究開発拠点整備事業として、市川総合病院内に角膜センタービルを建設、アイバンク並びに「人工角膜研究」として、再生医療の研究を行っている。現角膜センター長。
■96年から、米国アイバンク協会(EBAA)医学基準委員(現職)、国際部委員(現職)、中南米アイバンク協会ファンドレイジング委員会委員(現職)。98年にはタイ国王ご生誕記念事業としてバンコックとチェンマイにアイバンク設立に協力して、国賓としてタイに招待を受け記念講演を行う。
■96年から、厚生省厚生科学審議会の委員として臓器移植法の運用に係る検討、脳死下での臓器提供時の「第三者評価機構」の委員、移植に係る安全性確保のためのガイドラインの作成、アイバンクの安全基準の作成、などを行う。また、98年には厚生省政策推進研究事業の主任研究者となり提言を行う。その他、厚生労働省関連の委員会、審議会の委員を歴任。
■96年から、(社)日本臓器移植ネットワークの移植コーディネーター委員会委員(現職)、98年東日本臓器組織移植研究会移植コーディネーター委員長(現職)、(財)日本眼球銀行協会、アイバンクコーディネーター委員会委員を歴任。01年からは、日本組織移植学会財務担当理事、財務委員会委員長、組織移植コーディネーター委員会委員長、倫理委員会委員、ガイドライン委員会委員、レジストリー委員会委員に就任(全現職)、日本炎症・再生学会評議員、日本再生医学会評議員、日本臓器保存生物医学会評議員