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第4回 高校生両生類サミットWeb交流会
目的: ① 女子高校生の理系進学を推進・支援する。 ② ZOOMを使った高校生の科学研究の成果発表を通して、地域を超えた研究交流を行い、理系女子生徒間の友好・仲間意識を深め、全国の理系女子のネットワークの拡充を図る。 ③ 大学や研究所の研究者に、将来のロールモデルとしてメッセージを伝えていただく。 ④ 研究テーマを両生類に絞ることで、深い内容まで踏みこんだアドバイスを行い、高校生の研究レベルの底…続きを見る
山脇有尾類研究所の設立の経緯
 女子高校生にとって生物学は、物理学や化学に比べて、研究テーマを見つけやすく、将来どのような科学分野に研究に進む場合も入り口になると考え、学内に生命科学分野の研究室と動物飼育室を設置することをスタートラインにした。高校生の科学研究の基幹施設として立ち上げる。準備段階で、2022年3月まで南九州大学の理科教育研究室で使っていた研究機器を2022年4月に山脇学園に移管して、生命科学分野の研究ができる基…続きを見る
山脇有尾類研究所の取り組みの中心テーマ
研究テーマ「有尾類研究所」を起点とする女子生徒の科学研究と環境教育を支援する教育ネットワークの構築 【目的】 女子中高一貫校の校内に「研究所」を立ち上げ、科学研究と環境教育を推進し、リーダーシップのとれる女子生徒育成を目指ざす。本研究では、①オープン・ラボ(有尾類研究所:大学の研究室レベル)を開設して、女子中高生科学研究に取り組む場を提供、②生命倫理的な側面の問題をクリアするための動物実験委員会を…続きを見る
サンショウウオを飼っている小学生
今日、サンショウウオの飼育のことで相談を受けてきた小学生から便りを受け取りました。なかなか学校になじめずにサンショウウオを親友にしている小学生です。 教員時代に僕が棲み家として理科教室は、たくさんのイモリやサンショウウオなどの有尾類を飼っている動物園でした。その部屋で生物部の部員として育った生徒は、今は研究者や医者になっっています。 中学校では不登校だったのに、高校から立ち直って生物学に興味を持っ…続きを見る
山脇有尾類研究所のロゴ・マークが完成
2023年9月19日に「山脇有尾類研究所」の開所式を準備していますが、研究所のロゴ・マークが完成しました。アカハライモリの雌雄の配偶行動をデフォルメしたデザインで、赤が雌、オレンジ色が雄です。 作成の原図の写真も紹介しておきます。 日本に生息するほとんどの両生類はすべて体外受精をおこなうのに対し,イモリ類は,体内受精という異なる繁殖様式で、繁殖期の4月から7月上旬に,雄の尾と胴の腹側周囲に紫白色の…続きを見る
山脇有尾類研究所開所式のご案内
山脇有尾類研究所を設立に際して、下記のとおり開所式を開催いたします。 日時  令和5年9月19日(火曜日)       ・開所式    午後3時半~午後4時(3時受付開始)       ・記念講演   午後4時~午後四時半       ・内覧会    午後4時半~午後5時       ・祝賀パーティ 午後5時~午後6時 場所  東京都港区赤坂四丁目十番三十六号 山脇学園       ・開所式・記…続きを見る
オープン・キャンパスで有尾類の研究を紹介
山脇学園中学校高等学校のオープンキャンパスで、有尾類の研究を小学生や保護者に紹介させていただくとともに、餌やり体験をしていただきました。展示したのはオオイタサンショウウオ、アマミシリケンイモリ、オキナワシリケンモリ、アカハライモリの成体。オオイタサンショウウオとイベリアトゲイモリの幼体です。来客に有尾類を身近に感じていただき、その保護に向けての理解が進むことを期待しています。 …続きを見る
ビオトープにサンショウウオの幼生を放流
八王子市のビオトープで採取させていただいたトウキョウサンショウウオの卵嚢が孵化し、幼生になり、変態して上陸を始めたので、幼体約180匹を中高の生徒23名で水路に放流しました。 中高生の希望者が、有尾類に関連した科学研究と校内のビオトープ造成をテーマにした研究を開始しました。 …続きを見る
山脇有尾類研究所の開設記念講演会
2023年度に生命科学分野の課題研究に取り組める研究室として、学内に「山脇有尾類研究所」を開設した。この研究室では、生徒を「研究員」に位置づけて、イモリやサンショウウオなどの有尾類を対象にした研究と保護活動に取り組む。日本両棲類研究所、基礎生物学研究所、広島大学両生類研究センターの先生方のサポートを受けながら運営していく。開設を記念して、最初のイベントとして日本両棲類研究所の篠崎尚史所長の講演会…続きを見る
清心中学校・清心女子高等学校 紀要 No.15 の目次
紀要No.15は、2006年度から20015年度までの文部科学省スーパーサイエンス事業の取り組みを紹介した論文をまとめました。 (1)座談会 理系女子はなぜ少ないか(私立大学連盟) (2)「生命科学コース(仮称)」設置に向けての教員対象アンケート(秋山繁治) (3)「科学課題研究」を中心に据えた 女子の理系進学支援教育プログラムの開発(秋山繁治) (4)生命科学コースのホームルーム担任から始まっ…続きを見る
第3回高校生両生類サミットの案内
「集まれ!理系女子」女子生徒による科学研究発表Web交流会 ~第3回高校生両生類サミット~ 目的: ①女子高校生の理系進学を推進する。 ②日頃の高校生の科学研究の成果の発表を通して、地域を超えた研究交流を行い、理系女子生徒間の友好・仲間意識を深める。 ③オンラインによる発表会を設定することで、全国の理系女子の研究のネットワークの拡充を図る。 ④研究テーマを両生類に絞ることで、深い内容まで踏み込…続きを見る
『実践 生物実験ガイドブック』EPUB版発売
本がよく売れて、在庫がなくなりつつあるのですが、再販はコストの面で合わないとようで、デジタル版(CD版)が出版社から執筆者に送られてきました。 EPUB版の方はアマゾで発売されるということです。PC用の専用アプリ上で閲覧可能で、タブレットでの利用に便利なようにしてあるということです。 2020年9月17日発行 生物の科学遺伝別冊No.24「実践生物実験ガイドブック・実験観察の勘どころ」(エヌ・テ…続きを見る
文部科学省 スーパーサイエンスハイスクール(SSH)
文部科学省が科学技術や理科・数学教育を重点的に行う高校を指定する制度のことである。SSHと略記される。2002年(平成14年)度に構造改革特別要求として約7億円の予算が配分され、開始された。 目的は「高等学校及び中高一貫教育校における理科・数学に重点を置いたカリキュラムの開発、大学や研究機関等との効果的な連携方策についての研究を推進し、将来有為な科学技術系人材の育成に資する」とされている。 【年…続きを見る
動物飼育室の水廻りが整備
4月1日に着任して、動物の飼育室を準備していただいていたのですが、コロナ禍で機材の調達がなかなかできなくて、流しの設置すらできていませんでした。サンショウウオとイモリを生物室に置かせていただいて、幼生飼育の水は、生物教室から動物飼育室に運んでいましたが、やっと水道がつかえるようになって少し楽になります。 …続きを見る
研究室のすべての荷物を開封
やっと、段ボール箱をすべて開封して、本棚を整理しました。少し落ち着いた気分で机に向かえるようになりました。後は、顕微鏡やミクロトームなどの実験機器を整備することと、流しや純粋製造装置が完備すれば、研究を始めることができます。…続きを見る
宮崎から研究室の荷物が山脇学園に到着
2月13日に引っ越しのサカイに引き渡した30個の段ボールが、行先を途中で東京に変えて山脇学園にやってきました。大学の研究室をそのまま山脇学園に移動して、女子高生の科学課題研究に役立てようと考えました。 別便で、オオイタサンショウウオも宮崎から岡山まで自分の自動車で運び、そこから日本両棲類研究所の自動車で山脇学園まで運んでもらいました。研究室の大移動です。…続きを見る
南九州大学の理科教育研究室の片付け
5年前に、理科教育研究室を立ち上げるために着任した。非常勤のみで理科教員免許の取得科目の講義をしていたので、専任の教職認定を受けられる専任の教員を配置しろという文科省の指示が背景にあった。着任後、現役で20年以上現役で公立の教員採用試験に合格者を出していなかったが、毎年合格者が出るようになった(今年は、宮崎県中学校理科に2名が合格)。 地元の都城泉ヶ丘高校の生物部の生徒が毎日研究室で活動し、着任…続きを見る
最終講義後の受講生からのメッセージ
 理科教育法の受講生に、最後の挨拶として1月29日のZOOMの最終講義の録画ファイルを入れたSDカードをプレゼントしました。  その後、受講生は11名しかいませんが、以下の感想メールが届きました。最終のプレゼンター・篠崎尚史(日本両棲類研究所所長)の映像は、Youtubeに公開しています。 https://www.youtube.com/watch?v=cvZd3a-DX4w&t=113s ① …続きを見る
最終講義 理科教育研究室教授 秋山繁治
南九州大学教授としての最終講義を1月29日(土)の9時から18時までZOOMで行います。 朝9時から夕方6時まで、8時間近い長時間の最終講義になります。 最終講義といいながら、主役は学生です。中等教科教育法・理科の受講生11名全員が20分のプレゼンをし、質疑応答で講義を進めていく内容です。 冬休み前に、学生に『君たちはどう生きるか』(1937年に刊行された吉野源三郎の著作)を渡して、それを参考に…続きを見る
最近、原稿が掲載された雑誌や書籍
2021年11月27日 九州両生爬虫類研究会誌(九州両生爬虫類研究会)第12号.p62-63「有尾類との出会いで学んだこと(雪花が散る林でオオイタサンショウウオの産卵を観察)」 2021年9月1日 「生物の科学 遺伝」(エヌ・ティー・エス)Vol.75.No.5.468-475「最も身近な有尾類、アカハライモリの生態を探る」 2021年1月1日 「生物の科学 遺伝」(エヌ・ティー・エス)Vol.…続きを見る
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