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パワラン島へ プエルト・プリンセサ地下河川国立公園
1. ユネスコが認めた「山から海まで」の連続性  この公園は1999年に世界遺産に登録されました。登録にあたっては、その圧倒的な自然美(基準vii)と、地球規模の生物多様性保全における重要性(基準x)が最高峰の評価を受けています。 ユネスコが特に重視したのは、「山から海まで」が一生物圏として完全に連続した生態系を保っている点です。地下河川の下流部は海の潮汐(潮の満ち引き)の影響を強く受けるため、指…続きを見る
フィリピン大学で森林生態系についての講義
 研修の一環として、私たちはフィリピンの高等教育・研究の最高峰であるフィリピン大学ロスバニョス校(UPLB)を訪問しました。同校の森林・自然資源学部(College of Forestry and Natural Resources)において、森林生態学および植物生理学の権威であるアロナ・リナトック准教授(Assoc. Prof. Dr. Alona C. Linatoc)をお訪ねし、フィリピンの…続きを見る
フィリピンのサンロケ多目的ダムプロジェクトを見学
 ルソン島パンガシナン州を流れるアグノ川(Agno River)の上流に建設された、アジア最大級のロックフィルダム「サンロケ多目的ダム」を訪問しました。このプロジェクトは、単なるエネルギー開発や治水にとどまらず、「徹底した環境配慮」を基盤に進められてきた先進的な多目的ダムのモデルです。生徒たちは、現地の巨大なインフラ施設を間近に見学しながら、持続可能な社会づくりに向けたアプローチについて深く学びま…続きを見る
クラス担任の視点でみたSSHと生命科学コースの歩み【連載】最終回
この連載は、清心中学校清心女子高等学校 紀要 No.15 p29-33に掲載している「生命科学コースのホームルーム担任から始まった学び」を整理して紹介したものです。原文のダウンロードできます。 担任としてSSHを歩いて見えたもの 生命科学コース1期生と4期生を、それぞれ3年間担任として送り出しました。6年間という時間は、決して短くありません。その歩みを振り返ると、SSHとは何だったのかという問いに…続きを見る
クラス担任の視点でみたSSHと生命科学コースの歩み【連載】第6回
この連載は、清心中学校清心女子高等学校 紀要 No.15 p29-33に掲載している「生命科学コースのホームルーム担任から始まった学び」を整理して紹介したものです。原文のダウンロードできます。 中学生への課題研究(SSHの種をまくということ) 生命科学コースの担任を6年間務める中で、私はある思いを抱くようになりました。課題研究は確かに大変です。しかし、その困難を乗り越える過程で生徒が大きく成長する…続きを見る
なぜ「研究所」なのか。ハブ型オープンラボ教育プログラム。
2006年、清心女子高等学校がスーパーサイエンスハイスクール(SSH)の指定を受けたとき、私は一つの問いを抱いていた。それは、「学校の中に、探究が日常になる文化をどう根づかせるか」という問いである。単に研究発表会で成果を出すことでも、進学実績を伸ばすことでもない。生徒が自ら問いを立て、仮説を考え、観察し、記録し、議論し、また問い直す。その循環が学校の呼吸のように自然に行われる空間を、どう作るかであ…続きを見る
生き物の観察から生命現象に感動する心を呼びもどす
「アカハライモリを使った発生の観察」 はじめに 高校1年生の生物で「生殖と発生」を教える中で、「ヒトの受精はどこで起こるか」と生徒に質問しました。正解したのは29%でした。女性である生徒にとって自分の身体に関わる内容でもあるため、理解しているだろうと期待していましたが、そうではありませんでした。 正解した生徒に情報源を尋ねると、「中学校の保健体育」という答えが返ってきました。そこで中学校の教科書を…続きを見る
クラス担任の視点でみたSSHと生命科学コースの歩み【連載】第5回
この連載は、清心中学校清心女子高等学校 紀要 No.15 p29-33に掲載している「生命科学コースのホームルーム担任から始まった学び」を基盤に考えを紹介したものです。原文のダウンロードできます。 「生命」という授業が問い続けたこと 2年次の生命科学コースには、「生命」という学校設定科目がありました。この授業は、単に生物学的な知識を深めるためのものではありませんでした。むしろ、「生命とは何か」「人…続きを見る
クラス担任の視点でみたSSHと生命科学コースの歩み【連載】第4回
この連載は、清心中学校清心女子高等学校 紀要 No.15 p29-33に掲載している「生命科学コースのホームルーム担任から始まった学び」を整理して紹介したものです。原文のダウンロードできます。 課題研究は「人格形成」でもある 2年生になると、生命科学コースの学びは新たな段階に入ります。本格的な「課題研究」の始まりです。時間割の中には「生命科学課題研究」が週2時間組み込まれますが、実際にはその枠に収…続きを見る
クラス担任の視点でみたSSHと生命科学コースの歩み【連載】第3回
この連載は、清心中学校清心女子高等学校 紀要 No.15 p29-33に掲載している「生命科学コースのホームルーム担任から始まった学び」を整理して紹介したものです。原文のダウンロードできます。 大学連携がもたらした「本物」との出会い 生命科学コースの学びは、水槽の前から始まりました。しかし、その視野はやがて校外へと広がっていきます。SSHの大きな特徴の一つが、大学との連携です。高校生でありながら、…続きを見る
クラス担任の視点でみたSSHと生命科学コースの歩み【連載】第2回
この連載は、清心中学校清心女子高等学校 紀要 No.15 p29-33に掲載している「生命科学コースのホームルーム担任から始まった学び」を整理して紹介したものです。原文のダウンロードできます。 イモリとサンショウウオが教えた責任と観察力 生命科学コースの1年生にとって、SSHの最初の授業は教室の中ではありませんでした。生物教室の水槽の前でした。そこにいたのは、イモリとサンショウウオ。のちに課題研究…続きを見る
クラス担任の視点でみたSSHと生命科学コースの歩み【連載】第1回
この連載は、清心中学校清心女子高等学校 紀要 No.15 p29-33に掲載している「生命科学コースのホームルーム担任から始まった学び」を整理して紹介したものです。原文のダウンロードできます。 「SSHとは何か?」から始まった挑戦 2006年、本校は私立女子校として全国で初めて文部科学省のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)の指定を受けました。同時に、生命科学コースが設置されました。研究課題は…続きを見る
APRIN全国公正推進会議のポスター発表で「最優秀賞」を受賞
2月6日に開催された公正研究推進協会(APRIN)全国公正推進会議のポスターセッションにおいて、昨年4月から有尾研で生徒の科学研究指導に取り組んでいる本校教員が、「中高生の探究活動が直面する課題と現場からの示唆~山脇学園での実践的な取り組み事例~」という題目で発表を行いました。 本発表では、生徒の探究活動の一環として動物を対象とした科学研究を指導してきた経験を報告し、その取り組みが評価され、「最優…続きを見る
科学技術人材育成におけるSSH事業の変遷と秋山繁治氏の教育モデル
以下は、友人が「秋山繁治の教育実践について」ネット上でAIに質問した結果です。 インターネット上には、生物学や教育に関する論文、助成金事業の報告書、雑誌原稿などが公開されているため、それらのデータを収集し、これまでの科学教育の取り組みを整理・要約したものだと理解しています。今後の科学教育の改革に、少しでも役立てていただければと考え、提供させていただきました。 今年70歳を迎え、現在は現役教員とし…続きを見る
広島大学両生類研究センターでイベリアトゲイモリの実習
2月2日から4日までの3日間、広島大学両生類研究センターで、イベリアトゲイモリを対象にした研究に取り組んでいる中学生5人が大学院生の指導で実習に取り組みました。1日目は、大学内内施設の見学、ホルモン注射、2日目は採卵、人工授精、受精卵からの発生の観察、卵へのマイクロピペットを使ってのインジェクション、3日目は、正常発生する胚の観察を体験しました。研究に必要な知識と技術を学ぶことができました。本校で…続きを見る
大分県立大分上野丘高校生物部との研究交流会
2月1日、昨日に続き、県立大分上野丘高等学校生物部の生徒と合同で、オオイタサンショウウオが繁殖する池で、産卵場所と各場所での卵嚢数を記録しました。合計で確認した卵嚢は17対で、成熟雄がオオイタサンショウウオが2個体、他にヤゴやミズカマキリなどの水生昆虫も確認できました。 この池では、数年前からアメリカザリガニの繁殖により一時的にオオイタサンショウウオの個体数が激減しましたが、駆除を進めた結果、今回…続きを見る
大分市霊山でのオオイタサンショウウオ調査
1月31日、学校内にオオイタサンショウウオが生息・繁殖できるビオトープの造成に着手していますが、その生態を理解するため、繁殖期に大分県立大分上野丘高等学校の生徒と合同で野外調査を実施しました。 調査は大分市文化財保護委員のご指導のもと、大分市の天然記念物に指定されている霊山自然環境保全地域で、池周辺の環境調査、採水、卵嚢数の計測、オオイタサンショウウオ成体の確認を行いました。 卵嚢は6対確認され、…続きを見る
トリカブトは「悪」であると簡単に決めていいのか
トリカブト(鳥兜)は、キンポウゲ科トリカブト属の多年草で、日本の山地の林縁、沢沿い、湿った草地に分布してます。美しい花を咲かせる一方、植物界でも最強クラスの毒性をもつことで知られています。 名前の由来は、花の形が、昔の武将がかぶった「鳥兜(とりかぶと)」に似ていることからです。草丈は50~150cmほどで、葉は手のひら状に深く裂け、花は紫~青紫(種により白や黄も)、上側の大きな萼片があることが特…続きを見る
誰も耳を傾けない学校の話・生徒の科学研究は何故進まないのか。
Facebookで情報発信を続けていると、反応の傾向がはっきりと見えてきます。 ペットや食事、イベントといった話題には多くの「いいね」が集まる一方で、自分の意見を交えた投稿になると、読まれる数は一気に減ります。YouTubeで自分の好きな音楽を紹介しても、反応はほとんどありません。 学校教育が将来の社会を形作る上で極めて重要であるにもかかわらず、教育改革について解説した記事を書いても、ほとんど反…続きを見る
化学グラコン・審査委員長賞「2つの能力を野生酵母菌に求めて」
パソコン内のファイルを整理するためにあれこれと見返していたところ、『高校化学グランドコンテスト ドキュメンタリー 高校生・化学宣言 part 6』という本に掲載するために、生徒が当時書いた原稿が見つかりました。そこで今回、内容に大きく手を加えることはせず、簡単な校正を行ったうえで公開することにしました。 なお、ここに示す文章は、生徒自身が研究の歩みを振り返って書いた原稿です。そのため、書籍に掲載さ…続きを見る
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