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広島大学両生類研究センターからイベリアトゲイモリの成体が送られてきました。これまで、在来種のアカハライモリやシリケンイモリの研究を続けてきましたが、繁殖についてさらに詳しく調べるために、新規モデル生物のイベリアトゲイモリを材料に研究することにしました。人工授精に挑戦しようとしているのですが、まず前段階で精子を観察することにしました。ホルモンを2回注射することで、精子を採取し、微分干渉顕微鏡で観察することができました。

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  • 投稿者 akiyama : 17:56
高校生両生類サミット 第二部 生徒発表
第5回高校生両生類サミットの発表は、中学生が1件、高校生が6件でした。 ① 岐阜県立大垣北高等学校(岐阜県) 「岐阜のオオサンショウウオを守る!~国産個体の生息地を交雑オオサンショウウオから取り戻すために~」 ② 岐阜県立大垣北高等学校(岐阜県) 「故郷『岐阜』のマホロバサンショウウオはどこからやって来たのか?」 ③ 滝川学園滝川中学校(兵庫県) 「アカハライモリの生態調査~幼体期の飼育法から生態…続きを見る
高校生両生類サミット 第一部 大学や研究機関の研究者の講演
11月4日に第5回高校生両生類サミットを開催しました。高校生の研究発表だけでなく、将来のロールモデルとなる研究者の講演も行いました。ZOOMでの実施という特徴を生かして、全国から参加者を募り、講演者もアメリカらネット接続してもらう形で実施しました。 講演者は以下の3人にお願いしました。 講義➊ Gettysburg College Associate Professor Ryan Kerney  …続きを見る
第5回 高校生両生類サミットWeb交流会(文科省SSH事業)
目的: ①両生類をテーマにした高校生の科学研究を支援し、特に女性研究者の養成に貢献する。 ②ZOOMを使った高校生の科学研究の成果発表を通して、地域を超えた研究交流を行い、生徒間の友好・仲間意識を深め、全国の両生類研究のネットワークの拡充を図る。 ③講義とアドバイスを通して、大学や研究所の研究者に将来のロールモデルとしての役割を果たしていただく。 ④研究テーマを両生類に絞ることで、深い内容まで踏み…続きを見る
清真学園高等学校の1年生が山脇有尾類研究所で研修
 10月4日に清真学園高等学校1年生が山脇有尾類研究所に研修に来られました。茨城県で最も長く文科省SSH事業(4期3年目)に取り組んでいる学校です。  秋山繁治所長による「イモリの研究」の講義と清真学園の生徒さんとの研究に関する質疑応答換、本校3年生による研究の発表、イモリ・サンショウウオを使用した実験体験と生徒同士の研究の意見交換などが行われました。本校の生徒にとっても他校の皆さんと十分な時間を…続きを見る
三浦半島中高生科学コンテストでポスター発表
神奈川歯科大学で、三浦半島中高生科学コンテストが開催され、本校ではポスター発表3件が参加しました。 「新規モデル生物として開発されたイベリアトゲイモリの飼育と観察」が最優秀賞を受賞しました。 …続きを見る
ハマヤクサイエンス研究会の学術発表会で「サイエンス学びラボ賞」受賞
8月24日にハマヤクサイエンス研究会の第3回学術発表会が開催されました。高校生の59件のポスター発表がありました。最優秀賞1件、協力団体各賞3件、優秀賞9件が表彰されました。生徒の科学研究のためのオープン・ラボを提供している山脇有尾類研究所から、指導している広尾学園高等学校の生徒1名が参加ました。絶滅危惧Ⅱ類のオオイタサンショウウオの研究の基礎資料となる発生段階を完成させ、Developmenta…続きを見る
SSH生徒研究発表会でイモリの生態の研究成果を発表
8月7日、8日にSSH生徒研究発表会に学校代表として、高校1年から取り組んできた研究活動の集大成としてポスター発表に参加してきました。研究題目は、「日本のイモリ属(Cynops)の繁殖生態はどのように獲得されたか?」で、"イモリ属の繁殖生態は「配偶行動を取ってから連続して産卵する」のが基本であり、日本に生息するアカハライモリはイモリ属の分布の北限の種で、低温期(冬)があるという条件への環境適応とし…続きを見る
山脇有尾類研究所で科学研究の中間発表を実施
昨年9月に山脇有尾類研究所を学校内に立ち上げたので、中高生がオープンラボとして利用して、サンショウウオやイモリなどの有尾両生類を中心にした研究テーマに取り組んできました。これから研究成果の発表会が多いので、これまでの研究成果をまとめるための 中間発表会を夏休み前に開催しました。繁殖生態の解明や発生段階の作成、新規モデル生物であるイベリアトゲイモリの卵からの安全な飼育方法の開発などの内容で発表しても…続きを見る
サンショウウオが棲めるビオトープ計画チームが幼生飼育を開始
トウキョウサンショウウオの卵嚢を採取して飼育し、6月に生徒が現地を訪問して放流しましたが。現在、学校内にサンショウウオが生息し、繁殖できるビオトープの造成を目指して、全体の構想を考えている段階です。まず、室内で幼生を成熟個体まで無事に継続して飼育できるようになることを目指して、実験を始めました。一人5匹ずつ担当して、育てています。完全に飼育下で繁殖できる技術を確立することで、繁殖生態の解明が進める…続きを見る
Pedagogical Insights Gained through Rearing Salamanders at School
Due to ethical concerns, it is becoming more and more difficult to use wild animals, including wild amphibians, for scientific experiments. This situation encouraged me to develop a reliable method …続きを見る
日常的な有尾類の飼育を学校教育に取り入れることで見えてきたもの
はじめに  有尾類の研究は、1989 年3 月に勤務していたノートルダム清心学園清心女子高等学校の生物教室に持ち込まれたカスミサンショウウオ(現在のセトウチサンショウウオ)の卵の飼育をきっかけに始まった。それ以降、30 年経過した今でも続いている。  有尾類の飼育は、最初は生物部の活動であったが、今では、科目「科学課題研究」の一部に組み込まれている。それは、2006 年に文部科学省スーパーサイエ…続きを見る
科学研究の成果を示す垂れ幕の設置から12年目
文科省SSH指定校を訪問すると、科学研究会や学会の受賞などの研究成果を示す垂れ幕を目にすることは多い。2006年度にSSH校の指定を受けて10年間主任として取り組んだが、8年目の2013年の6月に職員棟の玄関付近に垂れ幕を設置することになった。 それまで、生徒募集やスポーツ系の部活動の紹介にも、広報用に垂れ幕を設置されることがなかったカトリック系の女子校であった。2年たった2015年に更新されたが…続きを見る
ミクロトームの使い方を指導
顕微鏡で動物組織の細胞の状態を観察するために、動物組織を薄く切って張り付けたプレパラート(標本プレパラート)を作成する必要があります。 大学の研究室や病院の病理検査室には、組織観察用のプレパラートを作成するための機器(ミクロトーム)があります。有尾研でも、生殖器官の年変化などを調べるために標本プレパラートを作成します。 今日は、これまでミクロトームの使って標本を作成した経験のある高校3年生が、下級…続きを見る
山脇学園 第1回SSH運営指導委員会
2024年度に新たに採択され、いよいよ山脇学園中学校高等学校のSSH事業への本格的な取り組みが始まりました。第1期5年間のSSH事業の目的と目標は以下の内容です。 (1) 目的 日本と世界に貢献する「志」を持ち、総合知を活用して科学分野の課題探究活動に主体的に取り組む女性科学技術人材を育成する6カ年の中高一貫教育課程「Integrated Science Program(統合科学プログラム;以下I…続きを見る
トウキョウサンショウウオの保護に取り組むビオトープを訪問
八王子市にある川口ビオトープで3月にトウキョウサンショウウオの卵嚢を採取させていただき、実験室で孵化させた後、餌やりをして成長させた幼生を現地に放流しました。目的は、サンショウウオの保護に貢献することと、校内にサンショウウオが生息できるビオトープの造成を進めているので、その生態を知ることです。ビオトープの概要を聞き、動植物、土壌、湿地の観察も行いました。7月には放流後の生態を観察するために再訪問す…続きを見る
第5回 授業「生命」大澤進先生 和光高等学校
ネズミやモグラの生態研究に取り組んでいる大澤進先生(元和光高等学校)に、「植物化石から地質時代 第四紀の氷河時代の存在と哺乳類ネズミやリスの存在を明らかにする」の演題で講演をお願いしました。 化石や木の実の食痕を手掛かりにして研究する手法を教えていただきました。 …続きを見る
芝浦工業大学柏中学校高等学校 SSH生徒探求発表会
大学附設の中高一貫校の文科省SSH事業の生徒の研究成果の発表会を視察させていただいた。体育館で開会の挨拶があり、その後ポスター発表、別の部屋で物理、化学、生物、地学、数学の口頭発表があった。 2006年度からSSH主任、運営指導委員(大学教員・研究所所長)として18年間関わってきたが、生徒の課題研究をしていてわかったことは、基本的に生徒が楽しく取り組める環境(雰囲気)を作ることが一番大切で、指導す…続きを見る
清心中学校・清心女子高等学校 紀要 No.15 の目次
紀要No.15は、2006年度から20015年度までの文部科学省スーパーサイエンス事業の取り組みを紹介した論文をまとめました。 (1)座談会 理系女子はなぜ少ないか(私立大学連盟) (2)「生命科学コース(仮称)」設置に向けての教員対象アンケート(秋山繁治) (3)「科学課題研究」を中心に据えた 女子の理系進学支援教育プログラムの開発(秋山繁治) (4)生命科学コースのホームルーム担任から始まっ…続きを見る
第3回高校生両生類サミットの案内
「集まれ!理系女子」女子生徒による科学研究発表Web交流会 ~第3回高校生両生類サミット~ 目的: ①女子高校生の理系進学を推進する。 ②日頃の高校生の科学研究の成果の発表を通して、地域を超えた研究交流を行い、理系女子生徒間の友好・仲間意識を深める。 ③オンラインによる発表会を設定することで、全国の理系女子の研究のネットワークの拡充を図る。 ④研究テーマを両生類に絞ることで、深い内容まで踏み込…続きを見る
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