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第5回高校生両生類サミットの発表は、中学生が1件、高校生が6件でした。

① 岐阜県立大垣北高等学校(岐阜県)
「岐阜のオオサンショウウオを守る!~国産個体の生息地を交雑オオサンショウウオから取り戻すために~」

② 岐阜県立大垣北高等学校(岐阜県)
「故郷『岐阜』のマホロバサンショウウオはどこからやって来たのか?」

③ 滝川学園滝川中学校(兵庫県)
「アカハライモリの生態調査~幼体期の飼育法から生態保護と医療研究への貢献を探る~」

④ 仙台城南高等学校(宮城県)
「トウホクサンショウウオの変態の条件を探る」

⑤ 米沢興譲館高等学校(山形県)
「山形県置賜地域におけるセンザンサンショウウオとバンエツサンショウウオのmtDNA塩基配列解析及び生息域調査」

⑥ 栃木県立佐野高等学校(栃木県)
「トウキョウサンショウウオ幼生の共食いと頭でっかち型について」

⑦ 津田学園中学校・高等学校(三重県)
「流水産卵性ナガレヒキガエル幼生の分布様式に及ぼす河川流の影響」

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  • 投稿者 akiyama : 18:35
高校生両生類サミット 第一部 大学や研究機関の研究者の講演
11月4日に第5回高校生両生類サミットを開催しました。高校生の研究発表だけでなく、将来のロールモデルとなる研究者の講演も行いました。ZOOMでの実施という特徴を生かして、全国から参加者を募り、講演者もアメリカらネット接続してもらう形で実施しました。 講演者は以下の3人にお願いしました。 講義➊ Gettysburg College Associate Professor Ryan Kerney  …続きを見る
関西性教育セミナー10周年記念誌『性について、語る、学ぶ、考える』の「30年の性教育の実践」⑧性教育の実践からSSH事業での「リケジョ」支援へ
性教育の実践からSSH事業での「リケジョ」支援へ  「生命科学コース」の誕生とともにスタートしたSSH 事業は、学級通信の情報発信を続けていく過程で性教育の重要性に気づいたことが原点になっている。  2006 年にSSH の指定を受けたときは、女子生徒の理系進学支援を掲げた取り組みは少なかったが、「リケジョ」という言葉が、2010 年頃からメディアで使用され始め、少子化の中で女子生徒に理系進学の…続きを見る
関西性教育セミナー10周年記念誌『性について、語る、学ぶ、考える』の「30年の性教育の実践」⑦生命科学コースの誕生
生命科学コースの誕生  文部科学省は第3 期科学技術基本計画(2006 年)で、①大学や公的研究機関は、女性研究者を積極的に採用及び登用することが望ましいとし、②博士課程(後期)女性研究者の採用目標を自然科学系全体で25 パーセントとするという具体的な数値目標まで設定して、科学技術分野の女性を積極的な支援する方針を打ち出している。この女子の科学者支援の方針を追い風にして、2006 年に本校は私立…続きを見る
関西性教育セミナー10周年記念誌『性について、語る、学ぶ、考える』の「30年の性教育の実践」⑥女子校は今の社会でも必要なのか
女子校は今の社会でも必要なのか  1990 年代半ばから「少子化時代の生き残り戦略」として多くの学校でコース制の導入やパソコン整備、校名変更、共学化などの学校改革が進められてきた。岡山県内の私立高校は24 校あるが、今や女子校は2校のみになってしまった。全国的にみると公立の伝統校と女子大をもつ学校、中高一貫の進学校が残っているが、今や女子校はマイノリティでしかないというのも事実である。男女共同参…続きを見る
関西性教育セミナー10周年記念誌『性について、語る、学ぶ、考える』の「30年の性教育の実践」⑤授業「生命」
授業「生命」  1990 年代は、「リプロダクティブ、ヘルス/ライツ」を提起したカイロ国際人口会議(1994)、女性の地位向上の指針となる「行動綱領」が採択された北京女性会議(1995)、男女共同参画社会基本法の公布(1999)などに象徴されるように、女性の人権に関連した一連の大きな動きがあった。そのような時代に、授業「生命」 (1999)は、ホームルーム活動や総合的な学習の時間での性教育の実践…続きを見る
関西性教育セミナー10周年記念誌『性について、語る、学ぶ、考える』の「30年の性教育の実践」④翻訳によるエイズ学習
翻訳によるエイズ学習  性教育に関係した教育活動は、関係する各教科の授業やLHRの性教育の時間だけではなく日常的な教育活動の中でも展開できる。ここで報告するのは、卒業を直前にひかえた時期に、生徒と一緒にエイズに関する本の翻訳作業をしたというだけのものであるが、そこから自分自身が学んだことを紹介する。1990 年の文化祭で、担任した高校2年生のクラスで、今の社会問題に対する意見を、教師に負けない内…続きを見る
関西性教育セミナー10周年記念誌『性について、語る、学ぶ、考える』の「30年の性教育の実践」③性教育とエイズ
性教育とエイズ  エイズが社会的な問題として扱われた時期に、民法のテレビ局から「コンドームを使った授業を公開してくれませんか」という依頼の電話を受けることがあった。エイズ感染の原因の多くが性的接触であったので、性についての基礎的な知識を教える性教育の重要性が再認識された。エイズ感染予防対策の一 環として、全国の高校生ひとりひとりに「AIDS 正しい理解のために」(1992 年10 月発行)という…続きを見る
関西性教育セミナー10周年記念誌『性について、語る、学ぶ、考える』の「30年の性教育の実践」②学級通信「ぼうぼうどり」が出発点
学級通信「ぼうぼうどり」が出発点  学級通信を初めて出したのが、赴任して3 か月過ぎた1983 年7 月13 日であった。高校1 年生を担任し、最初から生徒と私の考え方が正面からぶつかる状況が続いていた。それをなんとか解決したい、自分の思いを理解して欲しいという気持ちから、学級通信「ぼうぼうどり」を発行した。最初は理解されるどころか、ゴミ箱に捨ててある状況だったが、とにかく辛抱強く、自分のメッセ…続きを見る
関西性教育セミナー10周年記念誌『性について、語る、学ぶ、考える』の「30年の性教育の実践」①はじめに
はじめに はじめに 2016 年11 月、1983 年からのカトリック系中高一貫女子校(ノートルダム清心学園清心女子高等学校)の勤務を終えた。そして2016 年12 月、学園理事長シスター渡辺和子が逝去された。一つの時代が過ぎていったという思いがある。理事長の著書『置かれた場所で咲きなさい』は200 万部を超えるベストセラーになった。その本の帯には、「人はどんな境遇でも輝ける」とある。人はそ…続きを見る
第6回 授業「生命」 高橋瑞樹先生 Bucknell University, USA
いま地球上では、毎日最大150種もの生きものたちが絶滅により消えており、「6度目の大絶滅が進行中!」と、科学者たちが警鐘を鳴らしています。過去の大絶滅とは異なり、その主たる原因は私達人類にあります。 「生きた化石」と言われるオオイタサンショウウオの研究を通して環境問題について考えたことを生徒に語っていただきました。北海道生まれで、今はアメリカの大学で研究されていますが、幼少期を東京近郊の町田で過ご…続きを見る
エイズを学ぶ研修旅行 語学と観光の旅からの脱却をめざして
 約30年前(私が教員になってまもない30歳頃)、エイズが社会問題になっていた時期に、生徒を語学研修の海外研修に引率したときに、会話の授業だけでなく、社会見学やエイズについての講演を盛り込んだ内容の教育プログラムを実施して、考えたことをまとめた原稿です。 1995年6月1日発行 月刊高校生6月号(高校出版)にp62-69されました。 海外研修をただの観光旅行にしたくなかった  最近では、・生徒も…続きを見る
30年前の教育実践 
   教育論文「"SEFER SEX"の翻訳によるエイズ学習」は1994年3月1日発行の『月刊高校生』3月号(高校出版)p38-45に、特集「社会・進路・人生を考える場をつくる実践」として掲載していただいた。30年前(私が30歳のとき)の教育実践になる。 授業の枠にとらわれたくない  学校という囲いのなかで暮らしている上、教える側と教えられる側という立場や、指導する側と指導される側という立場が存在…続きを見る
「対等な関係」と「何ものにも支配されない」ことが大切
 アドラー(心理学者)は多くの著作、世界中で行った講演活動を通じて、一体、何を伝えたかったかを考えてみます。  まずは、人間は親も子どもも、上司も部下も、性別にも関わりなく、すべての人間が対等の横の関係にあるということです。人間の価値に上下はなく、誰もが同じ権利を持っているので、誰かが誰かを手段として扱うこともできません。  次に、人は誰にも何にも支配されないということです。どんなふうに育ったか…続きを見る
30年の性教育実践「学級通信」から授業「生命」、女子生徒の理系進学支援
 2017年4月発行の関西性教育セミナー10周年記念誌『性について、語る、学ぶ、考える』の「30年の性教育の実践(「学級通信」から授業「生命」、女子生徒の理系進学支援)」P78~81から引用 はじめに 2016 年11 月、1983 年からのカトリック系中高一貫女子校(ノートルダム清心学園清心女子高等学校)の勤務を終えた。そして2016 年12 月、学園理事長シスター渡辺和子が逝去された。一…続きを見る
第5回 授業「生命」大澤進先生 和光高等学校
ネズミやモグラの生態研究に取り組んでいる大澤進先生(元和光高等学校)に、「植物化石から地質時代 第四紀の氷河時代の存在と哺乳類ネズミやリスの存在を明らかにする」の演題で講演をお願いしました。 化石や木の実の食痕を手掛かりにして研究する手法を教えていただきました。 …続きを見る
授業「生命」の再出発
 生徒は、一日の多くを学校で過ごし、その学校での人間関係を中心に生きています。当然、学校生活が彼らの考え方や生き方に大きな影響を及ぼしていると考えられます。  精神科医フランクルは、主著『夜と霧』で人間について次のように述べています。人間の存在は「生きる意味」を見失うと、精神が衰弱してしまうのみならず生命そのものが衰弱し、ついには死に至ってしまうこともある、というのです。  「生命」に関わる社会…続きを見る
第3回授業「生命」大学院生の指導を受けて、イベリアイモリの採血
12月22日に、早稲田大学先端生命医科学センターの分子生理研究室で、イベリアトゲイモリからの採血、アフリカツメガエルとイベリアトゲイモリの血液の顕微鏡観察の実習をさせていただきました。 生命倫理的な立場から、中学校や高等学校では、動物を教材にした実験が実施しにくい状況があるので、校外で実施することになりました。現在、学校内の山脇有尾類研究所でも、動物実験ができるように動物実験委員会を立ち上げる準備…続きを見る
第3回授業「生命」大学院生が取り組む環境保全
12月15日に公開講座・授業「生命」第3回を開催。中学生・高校生・教員が参加。 東京大学大学院農学生命科学研究科生圏システム学専攻の3名大学院生に講義していただきました。内容は、①幼少期の自然体験の頻度と強度(体験の種類数)と成人期の保全行動の関係性の研究、②ミヤマシジミが絶滅した地域でのミヤマシジミと草原地帯の復活、③1920年代の針葉樹と広葉樹が共存する針広混交林混交林の森林構造と炭素貯留量の…続きを見る
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中高校生や教員の皆さんに、生命科学分野の研究や環境問題を知ってもらうために、研究者や大学院生に情報提供していただく公開講座を山脇有尾類研究所の公開講座として開講しました。 授業「生命」は、1999年度に岡山のノートルダム清心女子高校で、高校内容の枠を超えた内容を扱う「発展科目」の中の1つの講座として誕生し、2006年度から文科省SSH事業指定校の学校設定科目として引き継がれ、2015年度まで継続し…続きを見る
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