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[方針]
1)有尾両生類を中心にした生命科学分野の研究に取り組む生徒(山脇学園以外も含む)に研究場所を提供する。
2)文科省SSH事業を推進するという社会的な役割を踏まえ、広く社会に開かれた研究所として、学外の大学などの研究機関との連携を深め、科学研究に取り組む生徒の研究のサポートをする。
3)有尾類研究の推進を通して、全国に拡がる科学教育のネットワークの構築を目指す。
4)環境問題を学ぶ先進的な教育プログラムを提供する。

[主な取り組み]
1)高校生両生類サミットの運営
本校が2024年度より文科省SSH指定校に採択されたのを機会に、両生類を研究する高校生の研究拠点として山脇有尾類研究所が主催する。今年度もZOOM形式で行う。また、発表を女子生徒のみとしていたが、両生類研究推進するための社会的な貢献を考えて、男子生徒にも発表を認めたい。広島大学両生類研究センターに講演していただく(2025年11月3日に開催予定)。

2)科学研究のためのセミナー(公開講座「生命」)
SSH採択に伴う生徒の科学研究を推進する企画として、科学研究の指導で実績のある教員・生命科学分野の研究者によるセミナーを公開講座として開催する。

3)環境学習の海外研修
環境学習を中心に据えた海外研修を実施する。マレーシアの国立ツンフセイン大学(UTHM)やサバ大学(UMS)、フィリピンの国立フィリピン大学(UPLB)と連携して実施内容を検討する。
・フィリピン環境学習海外研修
 下見を2025年5月にして、9月以降に生徒に参加を公募、2026年3月に実施をする計画で進める。
・マレーシア環境学習海外研修
下見を2025年8月にして、2026年度4月以降に生徒に参加を公募、2026年8月に実施をする計画で進める。

4)大学と連携した環境学習研修会
 鳥取大学の付属研究施設「蒜山の森」を提供していただいて、環境学習の宿泊を伴う研修会として実施する。高校生両生類サミットの参加校を中心に、学校の壁を越えての交流を目指す(8月2日から4日に実施)。
・大林徹也(鳥取大学研究推進機構准教授・実験動物学及び研究倫理)
・佐野淳之(鳥取大学農学部元教授・専門は森林生態学)
・高屋浩介(島根大学教育学部講師・専門は動物生態学)
※ 参加予定校の岐阜県立大垣北高等学校、清真学園高等学校(茨城県)、仙台城南高等学校(宮城県)と連携して、有尾類の研究に取り組むことを企画している。

[研究助成]
1)2025年度は、SSH文部科学省スーパーサイエンスハイスクール事業の指定校2年目の助成を受けて、教育プログラム開発に取り組む。

2)中谷医工計測技術振興財団の科学教育振興助成に、新規に2025年度から2年間採択が採択されている。研究テーマは「両生類を対象に研究している高校生のサポートと全国的な交流を推進する大学と連携した教育ネットワークの構築」で、具体的な取り組みは、次の①~⑦とした。
 ① 学校の壁を越えて両生類を研究している高校生の研究を支援する。
 ② 動物実験委員会で生命倫理面での動物実験の可否を審議するシステムを運営する。
 ③ 高校生の生命科学分野の研究のための知識と技術を提供するセミナーを実施する。
 ④ 新規モデル生物を導入した教材開発に挑む。⇒ イベリアトゲイモリ、オオイタサンショウウオ
 ⑤ 公開講座を開設する。⇒ 公開講座「生命」
 ⑥ 地域に環境学習の場を提供する。⇒ ビオトープ造成、環境学習研修会
 ⑦ 生徒の研究発表の場を設定する。⇒ 高校生両生類サミット

  • 投稿者 akiyama : 10:00
生物学 実験機器の使い方
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基礎生物学研究所の阿形清和所長が任期に迎え、これまでのご功績に対して退職記念式典が行われました。阿形先生は、私が高等学校では研究ができないと悩んでいた時に、文部科学SSH事業に採択されれば高校の教育現場で科学研究ができる環境を整備できるというアドバイスをいただき、2006年から度岡山県のノートルダムj清心女子高校で10年間「生命科学コース」での科学課題研究に取り組ませていただきました。 また、大学…続きを見る
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3月16日に札幌コンベンションセンターで開催された第72回日本生態学会の高校生ポスター発表に参加しました。 学内のオープン・ラボ(山脇有尾類研究所)では有尾類を対象にした研究に取り組んでいます。本校の高校1年生がイベリアトゲイモリ、高校3年生がアカハライモリとシリケンイモリをついてのこれまでの研究成果を発表しました。また、学外の生徒も受け入れていて、高校2年生がオオイタサンショウウオの研究成果を発…続きを見る
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