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卒業生のメッセージ
株式会社山田養蜂場 みつばち健康科学研究所 素材開発課 前田祐伽 有尾両生類が連れて行ってくれた未知の世界 私の中学校までの理科に対するイメージは教科書に載っている実験をそのまま行い確かめるものでした。そのイメージが全く変わったのは高校1年生で生命科学コースに入ってからです。私が入学した年はまさにSSH校に初めて指定されたというタイミングで、大学に行って実験する機会や課題研究、海外研修で生物を学…続きを見る
本の紹介 『詞集たいまつⅠ』
『詞集たいまつⅠ』(評論社)むのたけじ 私が手にしたのは1985年発行の12刷。この詞集の原型は、著者が大手新聞社を辞めて故郷秋田県へ帰り、1948年2月に創刊した週刊新聞「たいまつ」の1ページ目の最上段に載せてきた短句にある。本書「Ⅰ」は1967年春までに掲載されたものをまとめたものである。 「詞」は、1行1文からなるものもあれば10~20行に及ぶものまである。彼は、「コトバを語るにせよ書くに…続きを見る
本の紹介 『ぼくは猟師になった』
『ぼくは猟師になった』(リトルモア)千松信也。  著者は現役猟師である。高校3年まで獣医を志すが、進路希望書提出日に車に轢かれた猫を見つけて"生きているのか"と気になりつつも見過ごして登校したことで、獣医には向いていないと結論。人間が自然を畏れ尊び、その恵みに感謝して生きていた時代のことを学ぼうと京都大学文学部で考古学を専攻、在学中に狩猟免許を取得した。  この本では、猟師になった経緯、獲物を獲…続きを見る

無意識レベル

2015年10月11日

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「梅干を思い出さないでください」という文章を読んだとき、口の中に唾液がでませんか。「梅干」というキーワードに身体が自動的に反応したからです。「出さないでください」と意識レベルではわかっているのですが、身体は「出さないでください」を無視して、無意識レベルで反応しているのです。「すべてをプラスにとらえなくてはならない」と言われても、無意識レベルでマイナスに考えてしまって、言われれば言われるほど変わらな…続きを見る
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「災難や逆境が、なぜ苦しみになってしまうのかというと、直面することを受容できず、ジタバタとそのことから逃れようとするからです。つまり、災難そのものより、それを否定しようとする自らの心の動きが、苦しみの源泉だし、災難を人生の上で大きな災厄に育ててしまう元凶なのです。災難や逆境に直面し、その中に意味を見出す力。言い換えると、不運の中から幸運をつかみ取る力をもっていることが重要なのです。」この意見、どう…続きを見る
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いつか若い教師から、たずねられたことがある。 「あなたは、自動車にも乗らないで、よくも長い間、学校の教員がつとまりましたね。問題が起こったときは、どうしていたんですか」 移動力。 そういえば、現在の教育現場を支配している発想の中に、大きなウェイトを占めているのが、この機動力だ。 私はこう答えた。 「テクテク歩いたんですよ。どんなときもテクテク歩いて仕事をしてきました。車がなくて困ったことは…続きを見る
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本気でやりたいことがあると。人は強くなれる。自分が本当に好きなことをやろうとする意志と、生きていく喜びが結びついた時、人は逆境を逆境とも思わなくなるんじゃないか(『国境のない生き方』ヤマザキマリ著より)…続きを見る
文化祭 今年もオーケストラ部が青空の下で演奏
文化祭で一番目立ったのは、やはりオーケストラ部だと思う。今年も青空の下で演奏を聞かせてもらった。天気も晴れわたって、演奏を後押ししていた。 …続きを見る
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むのたけじさんの『詞集たいまつⅠ』は、初版が1776年3月10日。今から約40年前に出されたものだが、掲載された詞(メッセージ)の輝きを失っていないと思う。例えば、この本の164「価値の多くは、決意をつらぬく長さに比例する。だから、決意はあまりしない方がよい。決意したことをとことんまでつらぬかないクセがつくと、人間は退歩する」。今日の朝、それとなしにめくっていて、目にとまった詞である。自分がやろう…続きを見る
1991年度文化祭 生徒会顧問としての最初の取り組みだった
僕が生徒会顧問をしてから、もう24年も経ったんだ。そのときのことを知っている先生も少なくなってきた。今考えるとクラス担任として最も充実した日々を送っていたと確信できる時期だった。楽しかった。校長先生も一年目、僕も一年目だった。文化祭のタイトルも表紙も挑戦的なイメージで、先生方からにらまれるのではないかと心配しながら、でも一生懸命生徒と取り組んだことが思い出に残っている。あの時の生徒も、今や40歳を…続きを見る
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NHK100分で名著。9月は太宰治の『斜陽』。高校生の時に出会った本だ。感情が揺さぶられた作品。講義は、高橋源一郎先生。NHKテレビテキストを購入して、今読んでいるところだが、このテキスト、そこらに並んでいる単行本より読み応えがある。まだ、番組は見ていないけど、楽しみだ。…続きを見る
オーケストラ部が文化祭に向けて練習
土曜日、生徒も少なくなった午後五時半。オーケストラが校舎棟の間の芝生の上で練習をしています。僕にとって昨年の文化祭で最も記憶に残っているのはオーケストラ部。文化祭を来週にひかえているのに、活動しているのはダンス部と生物部くらい。生物部は、日常的に研究発表で成果を上げるべく頑張っているので文化祭のためというわけではない。ここ数年、文化祭は来場者も激減して、やや盛り上がりに欠ける状況になっているように…続きを見る
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10年目を迎えた本校のSSH事業について、SSH冊子のあとがきを加藤茂明先生からいただいた。    生物の授業や講演には高校時代興味はあったが、大学に入学してみて初めて生物学の範囲の多様性と広さに改めて驚いた記憶がある。生物学は、理学部生物系は勿論だが、自分が進学した農学部のみならず、医学部、薬学部、獣医学部にわたって基礎言語となっていて、化学・物理・数学を念頭に置いた学部である理学部や工学部に比…続きを見る
寄贈された彫刻の脇にあるプレートに刻まれたメッセージ
寄贈していただいた彫刻のプレートに、"「生命」の講座に「彫刻家の視点から」を採用していただいた担当の秋山繁治先生と清心女子高等学校に敬意を表する証の像として"のメッセージが刻まれていました。僕の名前まで記してあるとは想像していませんでした。西平孝史先生には、1年も途切れることなく、継続して18年間講義をしていただきました。お世話になりました。 …続きを見る
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今、10月31日に開催する「集まれ理系女子!女子生徒による科学研究発表会」に向けて、SSHガイドブックを作成しています。最後のページに運営指導委員のメッセージをお願いしているのですが、今回は、京都大学理学研究科教授・阿形清和先生にお願いしました。プラナリアを持参して、授業をしてくださったり、SSH事業にアドバイスをいただいたり、本当の真摯に協力してくださった先生で、感謝しています。以下は、阿形先生…続きを見る
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僕はサンショウウオ,世間では天然記念物だとかいうことでオオサンショウウオっていう奴が有名だけど,僕のことをこの地方の人は「ハタケドジョウ」っていう。正式な名前は、学名でhynobius nebulosus。和名でカスミサンショウウオ。  僕が,生まれたとき。とは言っても生まれたときは卵なんだから直接は知らないけど,深い眠りからさめると,青一面の世界に,ふわふわとかすかに揺れる白い雲があった。目を開…続きを見る
OHKみんなのニュース 特集 追跡!アカミミガメの増殖
8月28日の夕方、OHKの「みんなのニューズ」の番組で、外来生物として生態系への影響が心配されているミシシッピアカミミガメの特集がありました。本校は2009年から学校周辺の水田地域でカメの生息調査を続けているということで、活動の様子を紹介していただきました。 …続きを見る
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数研出版の編集部からサイエンスネットに掲載する原稿の依頼(サンショウウオやイモリを利用した授業を紹介する記事)が来て、引き受けたものの締切日にやっと書けました。掲載していただけるレベルに仕上がっているといいのですが・・・。 http://www.chart.co.jp/subject/rika/rika_scnet.html…続きを見る
授業「生命」17年目、彫刻家西平孝史先生の作品の除幕式
授業「生命」を開講して17年目になりますが、彫刻家の西平孝史先生には、1999年(初年度)から「彫刻家の視点から」というタイトルで、作品制作のバックボーンや鑑賞の仕方等、いろいろな話をしていただいています。今回は、さらに西平先生から作品を寄贈していただきました。 …続きを見る
午後は、樹木調査をデータ整理
午前中に森林に入って、4つのプロットを中学生と高校生が協同で調査をしましたが、そのデータを整理したり、樹木をくりぬいたコアをカッターナイフで削って、年輪を数えたりする作業をしました。講師の佐野先生が森林のデータの見方について解説してくださいました。そして、最後に、高校生も、森林の二酸化炭素吸収量の推定についてのこれまでの研究成果を紹介しました。 …続きを見る
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