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第66回読売教育賞(カリキュラム・学校づくり部門)最優秀

2017年11月 4日

読売新聞2017年11月4日 「研究に力 理系進学を支援」 
清心女子高(倉敷市)
女子生徒の理系進学を支援しようと、2006年度に「生命科学コース」を開設。文部科学省の「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」事業に、私立女子高として全国で初めて採択された。「科学課題研究」を中心に据えたカリキュラムの開発に取り組んだ10年間の実践が高い評価を受けた。
 沖縄やマレーシアでの野外実習など、自然体験と実験・実習を多く盛り込んだ教育内容が特色だ。
 「高校の教育現場でも、これだけのことができると知ってもらえればうれしい」。SSH主任として企画・運営に携わった清心女子高の元理科教諭、秋山繁治さん(61)は受賞を喜ぶ。昨年12月から南九州大(宮崎市)の教授を務めるかたわら、清心女子高でも野外実習などの指導役を引き続き務めている。
 秋山さんは学生時代に研究者を志したが、経済的な理由で大学院進学を断念した経験がある。「女子だからという理由で、将来の選択肢が狭められるのはおかしい」との思いから、科学研究ができるコースの新設を提案、実現させた。
 当時は「リケジョ{理系女子)」という言葉もまだなく、「受験勉強の邪魔になるのでは」と懸念する声もあった。だが、取り組んで3年目に全図レベルの研究発表会で生徒たちが受賞するなど成果を上げてきた。
 09年からは発表者が女子だけの科学研究発表交流会「集まれ!理系女子」を毎年開催し、理系進学支援の輪を全国に広げている。SSH主任を引き継いだ田中福人教諭(35)は「中高一貫校の特色を生かして、中学にも取り組みを広げていきたい」と話している。

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