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授業「生命」 第3回 愛知学泉大学 矢部隆先生

2010年5月10日

「ラジオテレメトリー法によるカメの行動の調査方法」
①テレメトリー調査の実例
・矢部による、三重県でのニホンイシガメの例
・1985年〜1991年に標識再捕獲調査
・1989年度にラジオテレメトリー調査
②テレメトリー法とはどのような調査か
・テレメトリー法は動物の「見えない部分を見る」工夫! まずは、直接観察をする努力が必要。
・(ほぼ)確実に、連続的に(つまり効率的に)データが取れる。しかし、それに甘んじていてはダメ。
・特定の個体の行動を詳細に記述する方法。すべての個体が同じように行動するのかどうかは分からないので、標識再捕獲法などとの併用が必要
③今回の調査でしらべること
・1シーズン(1年)における、季節的移動
・越冬場所は? 産卵場所は? 夏の活動(採餌)場所は?移動経路は?(水路沿い? 水田を横断?)
・1年中、1日1〜2点は方探データが欲しい。
・活動期における、行動圏の範囲と大きさ。
・活動場所は水路が中心か? 灌漑期の水田は、どの程度使うのか?
・どれくらいの大きさの行動圏で生活しているのか?
・12月、1月、2月以外に、1日1〜2点は方探データが欲しい。
・1日でどれくらい動くのか? 夜行性なのか、昼行性なのか?
・春、初夏、成果、秋の初め、秋の終わり、冬に、1〜2日ずつ。
・夜明け前から日暮れ過ぎまで、1〜2時間に1点方探データが欲しい。
・種間(クサ–アカミミ)、オスメス間、大型–小型間、高齢–若齢間で比較する。

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テレメトリーの方法を解説

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学校付近の水田地帯で実習

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捕獲トラップを実際に設置


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