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授業「生命」 26回  大阪府立大学人間社会学部 東優子先生

2010年2月 9日

「ジェンダー・スタディ」という演題で、「ジェンダー」について再認識をさせられた授業であった。「女であるる証拠は?」と聞かれて、一生懸命考えることから出発して、現代社会で女性がおかれている立場について、発展的に考えるための材料を提供していただいた。

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「女性だと思う人・・・」

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「ジェンダー」を考えてみよう!

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「よく考えてみよう・・・」

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「女性である根拠」を列挙

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ジェンダーの操作的定義

【生徒の感想】
 この講義ではジェンダーの核の部分を考えさせられたものだった。今までジェンダーについて軽い考えしか持っていなかった。ジェンダーは私にはあまり関係ないもの。とかいう浅い考えを抱いていたと思う。女子高に入学してからジェンダーについて感じたり、考えることは少なくなった。中学時代男女共学の学校に通っていた。あの頃を思い起こしてみると確かに男女の差というものはあった気がする。体育祭な
どの行事で騎馬戦を入れることになった。しかし女子は面白くないしケガをされたら困るという理由で男子のみの騎馬戦になった。他にも生徒会長は男子がするもの。という固定観念をもっていた。そこに男女の差というものを一切かんじなかった。当時、男子はいいなー、男子だからしょうがないという個人的なうらやましいという気持ちの方が大きかったと思う。男女共同参画社会という制度を設けられて一見男女が平等にみえる社会はただのみせかけであると思った。最近になってやっと女性の頑張を支援する制度や企画が目に付く。今までの女性に対する待遇はどんなものだったのか想像してみると、同じ女性としていやな気持ちになる。M字型の日本女性の就職率に比べ、U字型の外国女性。どうして同じ女性であるのにここまで違うのか。結婚、妊娠、出産、子育てをして就職するのは困難であることはあきらかで、政府や会社はやっと女性を支援するようになったものいまだ外国のようなグラフになるには程遠い気がする。私は就職して結婚して、子どもを育てながら自分のなりたい職業をやっていたいと思っている。この現状を知り自分の将来がどうなるのか、不安になった。女性は文系、男性は理系、という固定観念はそうそう時代が変わっても変わらない。変えよう、違う見方、考え方もあるんだと気がつくことさえしてこなかった結果だと思う。しかし、男性がカチューシャをしたり、爪にマニュキアをぬったり、服など時代が変わる
と変わるものもある。変化するジェンダー、生物学的に変わらないsexは女性というものを形づくっていく。女性はこういうものなのだ、という集団としてみられ、個人の能力や性質をみてくれないことはこれから生きていくなかであるのだと思う。ジェンダーはさまざまなことに関係していて、性同一性の問題にも関わってきている。ある国では性転換が広く受け入れられているがその反面誰でも性を転換できるものだと
いう考えを抱いてしまう問題があげられていた。テレビやコンテストなどで性転換した人をよくみる時代になった。その中でとりあげられる言葉が私たちに違った考えを与える。性同一性障害についての正しい理解が必要であると思う。社会や学校が依然として女らしさ、男らしさをを植付けている。焦点を絞りなにを学ぶべきか、学ばせるべきか、考えさせられた授業であった。

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