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生物工学会誌で「清心女子高 生物部の歩み」を紹介(その2)

2008年8月25日

(1) 発生生物学グループ
 サンショウウオ科を含む両生類は,近年その数を激減させています。その原因は,大規模な土地開発による生息地の消失,それにともなう汚水の流入などの環境悪化,水田の乾燥化,ペットとしての捕獲,外来生物の影響などがあります。本校では,1989年から岡山市内のカスミサンショウウオの生息地で,個体数が激減している地域の卵嚢を持ち帰り,卵から幼生上陸直前まで飼育し,放流する活動を行うとともに,飼育下での繁殖にも取り組んできた歴史があります。今までにカスミサンショウウオ・オオイタサンショウウオの2種で飼育下の繁殖に成功しています。
 現在、オオイタサンショウウオとカスミサンショウウオを用いて,人工受精の方法の確立と孵化後の幼生の良好な飼育条件を見つけることを目指しています。具体的には、人工受精については、受精後の正常発生率を上げることや、卵や精子の受精能力の保持期間を延ばすことを、そして、幼生の飼育については、飼育密度、餌、共食いの影響などを調べて好ましい条件を見つけることを研究しています。

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有尾類の保護を目指して

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