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ヒダサンショウウオ

2006年3月29日

(ヒダサンショウウオ Hynobius kimurae)

ヒダサンショウウオ
撮影:2000年11月31日岡山県産

ヒダサンショウウオ(Hynobius kimurae)は、岡山県では県北の山地帯に生息している。
渓流域に棲む小型サンショウウオで、黒褐色の地色に橙色から薄茶色の小班が散らばっている。産卵期は、岡山県では3月下旬から4月と思われる。
全長は12~15cmのものが多い。西中国山地の生息域は南西限になっている。
中国山地の標高1000m以上のブナやミズナラが多い夏緑樹林帯に生息している。


生息場所は、渓流付近で大きな石や倒木の下


卵のうは他のサンショウウオより丈夫

 

卵嚢は、バナナ状でついになっている。繁殖シーズンに雌一匹が1対の卵のうを産卵する。大きな石の下に産み付けている場合が多い。卵のう中には約20個の卵が含まれており、卵を包む膜は強靭で破れにくい。約二ヶ月で孵化し幼生になる。


孵化直後の幼生は鰓が非常に長いが、短くなる。


幼生の全長は約50mm

幼生は大きくなると、尾に黒班があり、四肢には黒い爪がある。8月頃になると4cm程度に成長する。
流れのゆるい渓流の脇の脇の溜まりに多く見られる。多くの幼生は10月頃に変態する。

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